SHIROのIchigoJam日記

マイコン「IchigoJam」(イチゴジャム)の電子工作とプログラミングをメインに

いらいらツリー

※この記事は「IchigoJam Advent Calendar 2018」にエントリーしています。

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いわゆる「いらいら棒」のクリスマスツリー形です。
簡単な工作とプログラムなので、クリスマスに向けた子ども教室企画としていかがでしょうか。

作り方

(1)0.6mm径のスズメッキ線をラジオペンチで曲げて、一筆書きのクリスマスツリーを作ります。
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(2)同じくスズメッキ線を曲げて、数字の「9」の形のリングを作ります。リングの直径は1cmくらい。
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(3)端子がオスとメスのブレッドボードワイヤを用意して、メス端子にリングを差します。
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(4)IchigoJamのソケットに、以下のように差します。

  • クリスマスツリー……CN4のBTN端子へ
  • ブレッドボードワイヤのオス端子……CN5のGND端子へ
  • 圧電ブザー……CN3のSOUND端子とGND端子へ

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(5)プログラムは、以下の2行を入力します。

10 IF BTN() BEEP10,1:LED1
20 LED0:GOTO10

遊び方

  • ツリーの根元にリングを通した状態にします。
  • プログラムを起動します。
  • ツリーの線に触れないようにリングを動かして、最後まで抜ければ勝ちです。ツリーの線に触れてしまうと、LEDが光ってブザーが鳴ります。

作者の私は目が悪いので、線に触れまくりですぐアウトになってしまいます(^_^;)
あまりに難しい時は、リングを大きめに作ってください。

LEDオーナメント基板

※この記事は「IchigoJam Advent Calendar 2018」にエントリーしています。

今日・12/1は「伊勢ギーク・フェア2018」に「IchigoJaMan」の名前で出展しました。
そこで展示したLEDオーナメント基板を紹介します。

IchigoJamと同じIC・LPC1114が搭載されていて、単体でIchigoJamとして動きます。
裏面には電源のボタン電池・CR2032が2個付いています。
LEDを光らせるプログラムをUSBシリアルで転送して、動作させます。
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サンプルプログラム

LEDが最大3個までランダムに光ります。
「VIDEO 0,10」でクロックを1/10に落とし、LED点灯も最大3個に制限することで、消費電力を下げています。CR2032×2個並列の電源で、少なくとも数日くらいは保つようです。

10 '*Ornament Tree
20 VIDEO 0,10
30 FOR I=1 TO 11:OUT I,0:NEXT
40 @LOOP
50 A=0
60 FOR I=1 TO 3
70 B=1<<RND(11)
80 A=A|B
90 NEXT
100 OUT A:?
110 WAIT 3+RND(13)
120 GOTO @LOOP

イルミネーションベース・4灯版

専用プリント基板「イルミネーション・ベース」の4灯版です。
IchigoJamのOUT2〜5の4本出力でFET回路をスイッチング。もちろんPWMコマンドで明るさ制御もできます。

LEDストリングは秋月電子から購入しました。
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-07873/
もちろん、ダイソーのLED電飾も使えます。

ダイソーの200円大型クリスマスツリーを飾ってみました。

基板データ

*この基板ガーバーデータは、CC BYライセンスとします。どうぞご利用ください。

(C) 2018 Shiro Saito (https://www.ichigojaman.jp)

このファイルをそのままFusion PCBで登録すれば、基板を発注できます。
基板寸法は45×40mmです。

部品表


※4系統のスイッチング回路は独立しているので、「4本も要らない」という時は、使う分だけはんだ付けすればいいです。

サンプルプログラム

4本のLEDストリングがランダムに光ります。

10 OUT RND(31)
20 WAIT 30+RND(60)
30 GOTO 10