SHIROのIchigoJam日記

マイコン「IchigoJam」(イチゴジャム)の電子工作とプログラミングをメインに

日本縦断の旅3:8日目(1/1)

新年明けましておめでとうございます。
皆さん今年もよろしくお願いします。
縦断旅の8日目は早朝の佐伯駅からスタートです。早朝スタートが元日っぽい(^_^)

【46本目:佐伯6:18-延岡7:23】
佐伯発の初電の普通列車ですが、何と特急車両での運用です。

はい、確かに「普通 延岡行き」です。

実はこの電車、鉄道ファンには有名で、早朝にも関わらずたくさんの人が乗ります。理由は後述します。

普通列車ですが特急の豪華な座席。

テーブルもあるので、ゆっくり朝ご飯が食べられます(^_^)

4両編成ですが、この普通列車では先頭の1号車のみの運用。2号車以降へは入れません。
要は延岡での折り返しで特急になるので、回送も兼ねて普通列車で動かしているということです。

重岡駅。ここから大分・宮崎の県境の峠にかかります。

宗太郎駅に到着。峠の頂上で、大分県最後の駅です。

実は先ほどの重岡駅延岡駅の間は、一日の普通列車が、下りの宮崎方面は今乗っている早朝の1本のみ、上りの大分方面は朝と夕の2本のみ。残りは特急列車で、全駅を通過してしまいます。
この区間は鉄道ファンの間では「宗太郎越え」と呼ばれていて、普通列車しか乗れない18キッパーにとっては超難関ルートです。
早朝のこの列車は、宮崎方面へ下れる唯一の普通列車なので、多くの鉄道ファンが乗る訳です。

反対ホームに上り普通列車がすれ違い。あちらも特急車両です。
この後は夕方の上り1本しか、宗太郎駅には列車は止まりません。

宗太郎駅を発車。周辺には集落があって、全くの秘境駅という訳ではありません。
それでも列車の本数が少ないので、到達困難な駅です。

延岡駅に到着。

【47本目:延岡7:35-宮崎9:09】
今度はさすがに普通列車の車両です。

土々呂(ととろ)駅。ガオー!

朝の日向灘。そういえば初日の出(^_^)

美々津から続く、リニアモーターカーの実験線。今は使われていませんが、山梨の実験線ができる前はここで走行実験が行われていました。

どうやら今はソーラーパネルが立てられている模様。

【48本目:宮崎9:10-油津10:25 快速日南マリーン号】
宮崎に到着。向かいのホームの列車に1分乗り換え。忙しい(^_^;)
日南線を下っていきます。

1両編成ですが車内は満員。恐らく青島観光か、鵜戸神宮への初詣でしょう。私も鵜戸神宮へ行こうと思っていますが、めちゃ混みかな…?

青島駅でだいぶ人が降りました。私は以前に青島へ行ったので、今回はパス。

青島より南の日南線は初めて乗ります。
日向灘に沿って走っていきます。

油津駅に到着。

「Carp油津駅」。広島カープのキャンプ地ということで、駅舎が赤一色!

市民の皆さんで赤く塗ったそうです。

「日本一のカープ油津駅

【49本目:油津待合所10:40-鵜戸神宮11:02 宮崎交通バス】
バスで鵜戸神宮へ向かいます。
鵜戸神宮へは宮崎・青島方面から来るのが表ルートでしょうが、こちらは裏ルートなのでバスは空いています。

ずっと海岸線を走って絶景(^_^)

バスを下車。参道を上ります。

トンネル

境内はさすがに人が多いです。

本殿前はさすがに行列

鵜戸神宮は兎が神の御使いだそうです。

奉納された兎がたくさん

絵馬も兎

本殿へ

岩をくり抜いて建てられた本殿

初詣ですし、お神籤を引いてみました。

結果は小吉。「自分で決めた道をゆけ」

参拝帰りに人気の「運玉」。5個の玉を投げて、注連縄で囲われた穴に入ると願いが叶うという運試し。
私はお賽銭とお神籤でちょうど小銭が無くなったので、やりませんでした。まあこういうのも巡り合わせということで。

本当に海が綺麗です。新春らしい晴天。

神社の由縁

バス停に戻ります。
12:37のバスに乗るつもりだったのですが「平日のみ運行」。次の13:12まで1時間あるので、バスルートを戻りがてら漁港の方へ散歩することに。

漁港が見下ろせます。

多くの人は車で初詣に来るのでしょう。道が大渋滞。最後尾の車は広島ナンバーですね。

漁港のバス停へ。ここはベンチがあってゆっくりできそう。

漁港の海岸

【50本目:吹毛井13:13-油津待合所13:34 宮崎交通バス】
10分遅れでバスが来ました。

帰りも海岸沿いの絶景

油津駅に戻って来ました。こういう田舎の駅、大好きです(^_^)

【51本目:油津13:54-志布志15:05】
日南線をさらに南下します。

大堂津駅で、観光特急・海幸山幸号とすれ違い。

福島高松駅。東北?四国?(^_^)

大隅夏井駅。ついに鹿児島県に突入!

終点・志布志駅に到着。

駅舎

時刻表。一日8本。

早口言葉(^_^)

今は1面1線の小さな終着駅ですが、昔は日南線の他に、西へ向かう志布志線、南へ向かう大隅線の3線が交わる大きな駅でした。志布志線・大隅線は1987年に廃線になっています。

志布志駅から数百mの場所に、鉄道記念公園があります。

SLが展示されています。

SLの後ろにはキハ52

腕木式信号機も。

志布志の鉄道の歴史

【52本目:志布志駅前15:29-鹿屋16:35 鹿児島交通バス】
鉄道はここで終点なので、この先はバスで南下します。

鹿屋に到着。「リナシティかのや」という複合施設の隣にターミナルがあります。

施設の案内。以前はイオンがあったらしいですが、今は閉店しています。

今晩のホテルにチェックイン。鹿屋のホテルの選択肢が少なくてドミトリータイプになったのですが、今日の宿泊客は私1人だそうで貸切状態。落ち着いてゆっくりできそうです。

まだ明るいので、鹿屋の街を散歩。
さすがに元日なのでお店はみんな閉まってますが、商店街はそれなりに栄えています。

鹿屋市役所。かつてはこの場所に、大隅線の鹿屋駅がありました。

市役所の隣には、鹿屋市鉄道記念館があります。

以前に入ったことがありますが、残念ながら大晦日と元日は休館。

館の裏にあるキハ20は見られました。

歩き回っても開いている店がほとんど無かったので、コンビニで夕御飯の弁当と豚汁を調達。
ホテルの共有キッチンの電子レンジで温め、豚汁には八幡屋礒五郎の七味を入れていただきます。
元日に旅すると、いつもご飯の調達に苦労します。居酒屋などは開いているのですが、私は酒を呑まないので入りづらいのです。

今日はここまで。明日はいよいよ日本縦断のゴール、枕崎を目指します!

日本縦断の旅3:7日目(12/31)

朝の松山駅。昨日も書きましたが、駅機能が高架駅に移って、この駅舎は取り壊されます。71年間お疲れさまでした。

【41本目:松山8:45-八幡浜10:48】
予讃本線をさらに西へ向かいます。

一駅進んで市坪駅。駅前に松山坊っちゃんスタジアムプロ野球の公式戦も行われています。
松山出身の正岡子規が野球を日本に伝えた縁から、球場内には野球歴史博物館もあります。

向井原駅で線路が左右に分かれます。
昨年は右側の旧線・下灘駅方面へ行ったのですが、今回は左側の新線・内子方面へ行きます。

内子に到着。和ろうそくで有名な街です。
以前の旅で製造作業を見学しましたが、融けた蝋を素手で灯芯に塗りつけて、だんだん太くしていくんですね。「熱くないのか!?」とびっくりしました。

伊予大洲。新線と旧線が合流します。

今回は新線を通ってまっすぐ南下しましたが、海岸に沿って走る旧線の方が景色が綺麗です。「愛ある伊予灘線」と愛称が付けられています。

伊予大洲を発車。川の向こうに大洲城

八幡浜に到着。ここから八幡浜港へ行ってフェリーに乗ります。

ところが、乗る予定だった10:51発のバスは「学校の授業がある日だけ運行」。次の11:21発は「12/31〜1/2運休」。ダメじゃん!
というか、12/31〜1/2は全部運休ですね(^_^;)

という訳で、八幡浜港フェリーターミナルまで歩くことに。
と言っても1.7kmなので、十分歩ける距離です。

「ナイトショップ長岡」。カーテンが閉まってましたが、何屋さん?

フェリーターミナルの手前、道の駅みなっとのマルシェで、昼弁当とじゃこ天をゲット。

フェリーターミナルに到着。

フェリーのチケットを購入。別府まで4,200円。
去年の縦断で乗った時はターミナルや船がめちゃ混みだったのですが、今日はかなり空いています。道の駅でゆっくりご飯食べてもよかったな…

という訳で、買った弁当は夕食に回すことにして、道の駅に戻って八幡浜ちゃんぽん。
私はラーメンの中では長崎ちゃんぽんが一番好きなのですが、八幡浜のちゃんぽんは透きとおった醤油ダシでした。これはこれで美味い(^_^)
道の駅は全体がめちゃ混み。みんな車で観光するんでしょう。

ターミナルに戻って、別府行きフェリーに乗船。カーペット席。

間もなく出航。向こうの山はみかんの段々畑。さすが愛媛県

【42本目:八幡浜港13:00-別府港15:50 宇和島運輸フェリー】
定刻で出航。手を振ってお見送り。

さらば四国(^_^)ノ

別府まで2時間50分の船旅。暇なのでIchigoDyhook+SanadaDakeでプログラミング。

船の右舷には、細長い佐田岬半島が続きます。
この半島の先端・三崎港から、九州・大分の幸崎港へ渡るフェリーもあります(九四国道フェリー)。
乗船時間が短くて料金も安いのですが、三崎港へ行くバスの本数が少なくて不便です。自家用車やトラックの人向けです。

別府の街が見えてきました。間もなく入港。
あ〜、温泉入りたくなってきた!(^_^)

別府港に到着。
ついに九州に上陸! 日本縦断の旅も終盤戦です。

瀬戸内海航路図。今回乗ったフェリーは赤線。

【43本目:別府交通センター15:57-別府駅16:08 亀の井バス】
バスで別府駅へ移動します。

別府駅に到着。

駅前の「手湯」も健在。

今日は別府に泊まりではないので、駅のコインロッカーに荷物を預けて、ぶらぶら観光。
駅前の高等温泉。「ぬる湯」「あつ湯」と2種類の浴槽がありますが、ぬる湯でもめちゃめちゃ熱いので、入るなら覚悟しましょう(^_^)

街をぶらぶらお散歩。
晦日なので、さすがにお休みの店ばかり。

お散歩しながら、今日は有名な竹瓦温泉へ。古い造りの銭湯です。

温泉に入ってのんびり休憩して、街をぶらぶら歩いて、別府駅に戻ってきました。
駅の待ち合いスペースで、八幡浜で買った弁当とじゃこ天で夕御飯。

弁当の上に、ドカンとじゃこ天(^_^)

【44本目:別府19:09-大分19:23】
別府でゆっくりお泊まりしたい所ですが、さらに南下します。

東別府駅。古い駅舎で有名ですが、暗くてよく見られないのが残念。

【45本目:大分19:43-佐伯21:07】
大分駅に到着。ホーム向かい側の佐伯行きに乗り換え。同じ815系電車。

佐伯に到着。大分県の南端の街です。今日はここまで。

明日は九州をさらに南下します。皆さん良いお年をお迎えください。

日本縦断の旅3:6日目(12/30)

早朝の豊橋駅西口。ホテルで早く目が覚めてしまったので早朝出発。今日は西日本へ突入します。
豊橋市民は駅西口エリアのことを「西駅」と言います。余所者は「別の駅があるのか?」と誤解してしまいます。
周辺の看板にも「西駅」と書いてあって、かなり浸透しているようです。

【34本目:豊橋5:49-米原8:09 区間快速
米原まで1本で行ける快速。昼間は途中の大垣で乗り換えないといけないので、これはありがたいです。

朝食代わりに、昨晩佐藤さんから差し入れにいただいた「ブラックサンダーあんまき」をかじります。豊橋銘菓あんまきと、同じく豊橋の菓子メーカー有楽製菓のコラボ商品。

もっちりした皮の中に、ザクザクしたブラックサンダー。不思議な食感です。このお菓子は前から知っていましたが、初めて食べました。
私はバクバク食べてしまいましたが、甘党の人でないと辛いかも。

蒲郡に到着。竹島など海の観光地ですが、まだ真っ暗で海は見えません。

日本一高い駅ビル、名古屋に到着。もうすぐ夜明けです。

夜明けの木曽川を渡って、岐阜県に突入。

岐阜駅に到着。そろそろ朝ラッシュの時間帯ですが、もう30日ですから閑散としています。でも車内は満員です。

関ヶ原駅に到着。天下分け目の「関ヶ原の戦い」があった場所で、東軍・西軍の案内看板が立っています。
冬は日本海側からの季節風で雪がたくさん降って、新幹線がよく止まる場所です。今日も北方の伊吹山地は雪で真っ白です。
関ヶ原を越えると、いよいよ関西です。

【35本目:米原8:18-姫路10:49 新快速】
米原で姫路行き新快速に乗り換え。130km/hでぶっ飛ばす関西のエースです。

米原駅を出てすぐに鉄道総合技術研究所があり、歴代の新幹線の実験車両が並んでいます。一度見に行きたいなあ…

京都に到着。新幹線の高架の向こうに、東寺の五重塔がちょっとだけ見えました。新幹線からはよく見えるんですが…
ちなみに高さは55m。木造建築物では日本一の高さです。そんな塔を建てた昔の宮大工の技術はスゴい!

京都〜新大阪は新快速が一番飛ばせる区間です。場所によっては最高速度の130km/h近く出しますが、今日はそれほど出ませんでした。当たり前ですが定時で運行しないといけないので、むやみやたらには飛ばせません。

淀川の鉄橋を渡って大阪駅へ。

大阪駅に到着。写真はわざと人がいない方を写していますが、それなりに人が乗ってきます。冬休みですが神戸方面へ遊びに行くのかな…?

神戸・三宮駅。お出かけ日和。

神戸駅東海道本線はここまで。ここから山陽本線に入ります。
今は神戸は三宮周辺が中心街ですが、昔は神戸駅周辺が中心でした。元々は神戸港に物資を運ぶために大阪〜神戸に鉄道が引かれて、東海道本線の終点も神戸駅になりました。駅舎には貴賓室が残っています。

須磨海岸の海

明石海峡大橋。向こうは淡路島。

姫路に到着。ちょっと時間が早いですが、ホームにある「まねきの駅そば」で昼ご飯。

ここの駅そばは、かんすいを使った黄色い中華麺に和風だしという変わった組み合わせ。八幡屋礒五郎の七味でいただきました。
私はそば好きなので、旅先でよく駅そばを食べるのですが、今回の縦断ではこれが初めてです。

【36本目:姫路11:06-相生11:25】
お腹いっぱいになった所で、さらに西へ向かいます。車内は大混雑。

【37本目:相生11:27-岡山12:38】
向かいのホームの電車に2分乗り換え。みんなダッシュ!(^_^;) 何とか座れました。

上郡駅。向かいのホームには、智頭急行線経由で鳥取へ行く特急スーパーいなば号。
今回の縦断で、鳥取〜島根の山陰ルートも当初考えたのですが、中国山地の大雪の心配もあって止めたのでした。
(一昨年の縦断で、大雪で備後落合から先へ進めなかった経験あり)

【38本目:岡山12:42-坂出13:20 快速マリンライナー31号】
岡山でも4分乗り換え。接続が良すぎて忙しい(^_^;)
マリンライナーで瀬戸大橋を渡って、四国へ向かいます。
写真は先頭の1号車・指定席車ですが、私は指定券を持っていないので、後ろの普通車に乗ります。

瀬戸大橋線を走行。温暖な瀬戸内へ来て、所々に野菜が育っている畑があります。南へ来ましたね…

児島駅を発車。ここからJR四国

児島駅を発車後、鷲羽山(わしゅうざん)トンネルに入る前に見えるのが、下津井電鉄線の廃線跡(1991年廃線)。今は遊歩道になっています。

30年以上前、鷲羽山の展望台へ上って瀬戸大橋を眺めた後、廃線跡を辿って下津井の港まで歩きました。当時は廃線直後だったので、廃線跡や終点の下津井駅跡などがよく残っていました。
その後昼ご飯を食べに、ガイドブックに出ていたタコ料理の店へ。タコ尽くしコースが何と8,000円だったのですが、メニューがそれしか無かったので注文。タコの刺身、天ぷら、煮物など、本当にタコが「トロける」感じで、確かに美味かったです。これまでの人生で食べた一番高価な料理の思い出です。

瀬戸大橋を渡ります。大小の島々が浮かぶ瀬戸内海が綺麗です。

四国へ上陸。坂出の工業地帯。

【39本目:坂出13:30-観音寺14:25 快速サンポート南風リレー号】
坂出駅で予讃本線の快速へ乗り換え。
スーツケースの旅行客がいっぱい。列車名のとおり高知方面へ行く特急南風に接続する列車ですが、みんなどこまで行くんだろう…?
もしかすると、特急の指定券が取れなくて、やむなく普通列車に乗っているんでしょうか。最近は全席指定の特急が多いので、それはありそうですが…

高瀬駅ですれ違い待ち、5分停車。
各駅でパラパラと人が降りていくので、もしかすると皆さん実家へ帰省するのかもしれません。

あと、外国人観光客にとっては、日本の普通列車に長時間乗るのは苦ではないのかもしれません。
日本は鉄道大国で列車は精確に動きますが、世界では列車が全然正確に走らない国の方が多く、時刻表通りにちゃんと着いてくれれば普通列車でも十分なのかも。
かく言う私も、日本縦断の旅ができるのは、全国の鉄道が精確に動いているからです。感謝しないといけません。

観音寺に到着。
観音寺と言えば、砂で作られた巨大な一文銭「寛永通宝」が有名です。以前に観光しました。
また、故・大林宣彦監督の映画「青春デンデケデケデケ」の舞台でもあります。ベンチャーズの名曲「パイプライン」に電気的啓示を受けた高校生がロックバンド活動に奔走するストーリーで、私の大好きな映画です。

【40本目:観音寺14:41-松山17:54】
乗り継いでさらに西へ。
観音寺はじめ西讃岐地方の名産は練り物です。特に卵が入ったふわふわの「ジッカ」は絶品で、時間があったらぜひ買いたかったのですが、電車の席取りでそれどころじゃなかった…

海が見える駅、箕浦駅
予讃本線は内陸を走る部分が多く、海が見える場所はそれほど多くありません。

川之江駅ですれ違い待ち停車。
今乗っている電車は2両編成なのですが、後ろの2両目は回送扱いで乗車できません。
観音寺駅へ入線した時は、反対に2両目に乗客が乗っていて1両目が回送扱いでした。つまり、上りと下りで1両目と2両目を交互に使っていることになります。
ワンマンの運用の都合なのか、電気代や暖房費の節約なのか? こうした「回送運用」はJR四国で以前にも見たことがあります。

新居浜に到着。向こうの石鎚山方面は雪が積もっています。石鎚山は西日本最高峰(1982m)で、スキー場もあります。

伊予桜井駅。いい雰囲気の木造駅舎。

今治に到着。タオル製造で有名です。しまなみ海道(瀬戸大橋・尾道今治ルート)の入口でもあります。

しまなみ海道開通(1999年)直後に、尾道から今治までレンタサイクルで走ったのですが、最後はお尻が痛くて死にそうでした(^_^;)
サイクルセンターで自転車を返却して、タクシーで今治市街へ向かいました。道中で運転手との会話。
「橋の工事中は工事関係者が今治にたくさん来て街も潤ってたんだけど、完成したらみんな帰っちゃって閑古鳥だよ」
大型公共工事の負の側面ですね。

そして今治から、電車の後ろの2両目が「回送」の看板を外して運用開始しました。やはり運用コストの都合なのでしょう。せっかくなので空いている2両目に引っ越し。

市街地の向こうに、しまなみ海道の吊り橋が見えます。瀬戸大橋3ルートで唯一、歩行者や自転車が渡れるルートで、特に自転車好きの人にとっては「海の上を走れる」憧れの道です。

しまなみ海道のサイクリングや今治の観光については、こちらの本が詳しいです。
「しまなみぽたぽた 瀬戸内チャリ散歩」

すっかり陽も落ちて夕暮れ。

松山駅に到着。去年来た時は工事中だった高架駅に移っています。

旧駅舎はまだ残っています。

71年間ありがとう

この駅舎も取り壊しということですね。お疲れさまでした。

一度ホテルにチェックインして外出。
伊予鉄大手町駅のダイヤモンドクロス。市電と郊外線の線路が直角にクロスしている、珍しい場所です。

郊外線の通過動画

市電の通過動画

市電に乗って道後温泉へ。

去年来た時は、キャッシュレスは伊予鉄専用の「みきゃんアプリ」しか使えなかったのですが、全国の交通系ICカードが使えるようになっていました。全線均一で大人210円。

市電の道後温泉駅

道後温泉商店街

夕御飯に鯛めしを食べることに。
松山風の鯛めし(鯛の炊き込み御飯)は昨年食べたので、今回はご飯にだしをかける宇和島鯛めしにします。

混んでいたのでしばらく待って入店。
初めて食べる宇和島鯛めし。

食べ方の説明

鯛の身をだし汁に混ぜてご飯にかけていただきます。美味い! 私は松山風よりこちらの方が好きですね。だし汁が濃いめなので、ご飯をおかわりしたくなります。

宇和島鯛めしの由来

お腹いっぱいになって、さて温泉!と道後温泉本館へ。
去年は改装工事中だったので、今回こそは入ろうと思ったのですが、スゴい行列…(^_^;) 諦めました。

すぐ隣にある「椿の湯」へ。こちらはすぐに入れました。温まった〜(^_^)

また市電に乗って松山駅に戻ります。今度は古い車両が来ました。

木造の床。唸るモーター。こういう古い車両、大好きです(^_^)

市電車内から見る、大手町ダイヤモンドクロス通過動画

ホテルに戻って、豊橋の佐藤さんからいただいたうなぎパイを夜食に。まさしく夜のお菓子(^_^)

今日はこれで終了。明日は九州へ渡ります。
今日はひたすらハードに移動したのですが(移動距離663km!)、明日は余裕のスケジュールなのでのんびり行きます(^_^)