SHIROのIchigoJam日記

マイコン「IchigoJam」(イチゴジャム)の電子工作とプログラミングをメインに

子どものみなさんへ:(4)「もらう側」から「与える側」「創る側」へ

 先の大人向けの記事でも書きましたが、「もらう側」から「与える側」「創る側」になる意識を持ちましょう。
 子どものみなさんは、今は親や学校や社会から「もらう側」ですが、あと何年かすれば大人になります。大人になるという事は、周りの人に対して、あるいは社会に対して何かを「与える側」「創る側」になるということです。

 「大人になる」と思うとプレッシャーかもしれませんが、「与える側」「創る側」になるということは、精神的にとても豊かなことです。心理学・カウンセリングの世界でも、自分が得をする行動(利己行為)よりも、周囲に役立つ行動(利他行為)の方が、ずっと自分の心を豊かにすることが証明されています。
 そして、学校以外の地域の活動(イベント、行事、クラブ活動など)にぜひ参加してください。
 先の記事で紹介したように、私は地元の長野県上田市で「うえだこどもまつり」の実行委員をやっていますが、みなさんが住んでいる地域でも子どもが主催側に参加できるイベント、行事などがたくさんあるはずです。
 地域社会に参加して、「与える側」「創る側」になって、いろいろな人と付き合うことで、自分の居場所、活躍場所ができてきます。それと共に、ネットと現実のコミュニケーションが豊かになります。
 私がやっている「こどもまつり」でもそうですが、地域で活動する人達はみなさんのような若い力を求めています。きっとどこに行っても歓迎してくれるでしょう。
 家や学校は、世の中にたくさんある場所の内の一つに過ぎませんし、そこの価値観は世の中の多くの価値観の内の一つでしかありません。例え家や学校でうまく行かなくても、社会の中には自分の居場所になるような所がたくさんあります。いろいろな場所に参加して、自分の可能性を試してみてください。