SHIROのIchigoJam日記

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サッカーアジアカップ予選

サッカーの日本代表チームは、来年行われるアジアカップの予選で中東へ遠征していましたが、9/3の対サウジアラビア戦が0−1●、9/6の対イエメン戦が1−0○の1勝1敗、勝ち点3の結果で、アジアカップ本選への出場が決定しました。
オシム監督が就任して3戦目と4戦目。新しいメンバー、新しい戦術を試行錯誤しながら、とりあえず最低限のノルマはクリアしたことになります。

TVや新聞記事などでは「相変わらずの決定力不足」などと言われているのですが、昨年出版された本「オシムの言葉」にもあるように、名将・オシム監督の言葉はなかなか示唆に富んでいます。
新聞記事などでは短く要約された言葉しか載らないのですが(それも間違って、あるいは恣意的に要約されていることが多い)、例えば以下のサイトへ行くと詳しい内容がわかります。

スポーツナビ オシム監督会見全文集
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/kaiken/osim_index.html
・会見の全文が見られます。

●J's Goal 日本代表最新レポート
http://www.showtime.jp/jsgoal/JFAreport/index.html
・「Showtime」の会員(月額300円)にならないと見られないのですが、代表戦のダイジェスト映像、オシム監督や選手の会見映像などが見られます。

例えば上記の「スポーツナビ オシム監督会見全文集」の、9/6のイエメン戦後の会見から。

 田中達、佐藤寿、巻、我那覇らが代表に選ばれていない時期には「どうして彼らを選ばないんだ」という記事を皆さんは書いていたと思う。今、彼らが選ばれてプレーして、少しでもミスをすると「何であいつらを使っているんだ」という記事を書いていないだろうか? また全部のJのチームを見て回って、またFWを4人追加で選ばなければならないことになってしまう。先ほどの趣味の話に関連するが、今回連れてきた4人のFWよりも、いいFWがいるのなら誰か教えていただきたいものだ。

(会場、無言)

 矢野とか、高松とか、大久保、大黒……名前を挙げればきりがないだろうが、それではいい選手は誰か? 誰かいるか? だからミスをしたとか、得点力不足だとか、そういう批判を簡単にしてもらっては困るのだ。

「得点力不足」と現状を批判するのは簡単ですが、「じゃあどうすればいいのか」「代わりに誰がいるのか」といった、改善するための意見・提案などを同時にできなければ、有効な意見とは言えません。
これらの会見を見ていると、オシム監督は代表チームばかりではなくて、マスコミやジャーナリストも含めた日本のサッカー界全体に対して、より高いレベルに成長していくことを求めているように感じます。
日本代表チームに対していろいろ意見がある方には、上記のオシム監督の会見全文をまず見てみることをお勧めします。新聞やTVに出ない深い言葉がたくさんありますので、それらを見た上で、より大きな、長期的な目で考えてみてはどうでしょうか。

最後にもう一カ所引用します。
オシム監督が就任してからの初戦、親善試合のトリニダード・トバゴ戦後の会見から。
活躍したヒーローをことさらに持ち上げて記事を目立たせるマスコミに対しての警告ではないでしょうか。

――今日2ゴールした三都主はMFに適正があると思うか?

 今日は彼だけがヒーローではない。英雄とは、すでに墓の中にいる偉大な人物のことを指す。三都主はまだ生きているではないか。この英雄の定義というのは私なりのものだが、ある試合で得点を挙げてヒーローになり、ある試合で失敗をしてけなされるのは、選手にとって気持ちのいいものではないだろう。私にとって重要なのは、代表に選ばれていることを(選手に)自覚してほしいということ。その一員であることに誇りを持つことが大事だ。