「子どもと携帯電話」の連載をちょっと休憩して、ポメラの話題を。
11月の「ポメラNight」で、開発時に作られた色とりどりの天板がユーザーの注目を集めました。
それを思い出して、ポメラの天板を自作してみました。
ポメラの天板は、六角穴の小さいネジで留まっています。近所のホームセンターで小型六角レンチのセットを買いました。この内の1.5mm径のレンチが合います。
ポメラ本体から天板を外すとこんな感じ。天板はバスタブ構造になっています。
この天板を自作する訳ですが、素人に金属加工は難しいので、材料は塩化ビニール板(塩ビ板)にしました。
近所のホームセンターには2mm厚しか売ってなかったので、ネット通販で1mm厚の塩ビ板を取り寄せました。
○はざい屋 (各種アクリル板、塩ビ板など)
http://www.rakuten.ne.jp/gold/hazaiya/
45cm×30cm×1mm厚で\160〜\210です。何種類か買ってみました。
本当はアクリル板の方がきれいで強度もあるのですが、1mm厚がありませんでした。
外した天板を塩ビ板に当ててサイズを決めてもいいのですが、今回は型紙をIllustratorで作りました。
型紙のファイルはこちらに上げたので、欲しい人はどうぞ。
http://comich.net/pomera/tenban.pdf
本物に無い色と思って、水色(スカイブルー)の塩ビ板で作ってみました。
まず、型紙を2枚切り抜き、塩ビ板の表裏に両面テープで貼ります。
型紙に定規を合わせて、カッターで塩ビ板を切ります。
両面から4〜5回切れ目を入れると、パキッと折れて切れます。
切断面にヤスリをかけてならします。ついでに四隅の角を削ってカーブに丸めます。
型紙の穴に合わせて、千枚通しでネジが通る穴を開けます。この時、表(外側になる面)から裏(内側になる面)に向けて穴を開けます。穴開けの時にできるバリが内側に出た方が都合がいいからです。
型紙をはがして、汚れを落としてきれいにして、天板が完成です。
ポメラ本体に天板を留めます。ネジの長さがネジ穴まで届くかどうか不安だったのですが、何とか届きました。
これで「スカイブルー1号」が完成です\(^_^)/
(スカイブルーだと写真で色がわかりにくいですが…)
色が薄いのでホワイトボード作戦もできます。
次に、色違いの塩ビ板で「スケルトンブルー2号」も作ってみました。
中の液晶ユニットなどが透けて見えて、なかなかかっこいいです。バックライト液晶だったら光っておもしろいんでしょうが…
色違いだけではおもしろくないので、ルーターでネームを彫ってみました。
ルーターは刃物が高速回転する工具で、歯医者さんの歯を削る機械を想像するといいでしょう。アクセサリーの加工に使うことが多いようですが、回転音を聞くだけで何だか歯が痛くなってきます(笑)
このルーターセットはamazonで買いました。
http://www.amazon.co.jp/dp/B000AQQFSK/
ルーターでこんなイメージで削るのですが、字をきれいに彫るのが難しいです(^_^;)
自作のプラ天板は、金属に比べて強度が心配だったのですが、液晶画面側をつかんでもそれほどゆがまないので、普通に使う分には問題ないと思います。
当たり前ですが分解した時点でメーカー保証外なので、万が一ポメラが壊れても自己責任です。
そんなわけで、割と簡単に天板が作れる事がわかったので、いろいろ遊んでみようと思います。
実は、一番最初に四苦八苦して作った天板「スケルトンブルー0号」があります。
その顛末はこちらに動画で載ってますので、よかったらごらん下さい。
○前編 塩ビ板をカッターで切って天板にする
○後編 ルーターで文字を彫る