SHIROのIchigoJam日記

マイコン「IchigoJam」(イチゴジャム)の電子工作とプログラミングをメインに

山形大学公開講座「どうするケータイの指導」

 前の日記で書いた、山形大学公開講座に行ってきました。
 パネリストは、加納寛子さん(山形大学)、大山圭湖さん(東京都大田区立大森第三中学校)、布施雅彦さん(福島工業高専)の3名。
 加納さんが子どもと携帯の問題に関する概要と情報教育の必要性、大山先生が中学生への携帯の指導の実例、布施先生が高専での指導の実例について、主に話されました。
 一番おもしろかったのは大山先生の中学生への指導実践でした。中学生自身が作った「中学生の中学生による中学生のための携帯ネット入門」の冊子を以前読んでいたのですが、その冊子ができるまでに、メディアとの付き合い方について、アンケート調査、調査結果を見てのグループ討議、パネルディスカッションなど、様々な授業が行われていたことがわかりました。
 大山先生はつい先日著書を出されていて、会場に持参されていたので、さっそく買いました。
大山圭湖「中学生が考える―私たちのケータイ、ネットとのつきあい方」清流出版
http://www.amazon.co.jp/dp/4860293045/
 上に書いた「中学生の〜」の冊子も、巻末に収録されています。
 大山先生の授業実践がよくわかるので、皆さん1冊いかがでしょうか。
 「中学生にもなると、大人が『こうしなさい』と価値観を押しつけても言うことを聞かないので、アンケート結果を見ながら、自分たちでメディアとの付き合い方を考えさせるようにした」という言葉に、納得しました。
 学校の先生はとかく「携帯は禁止しているから」と自分たちでなかなか触れないでいるのですが(外部講師を呼んでの講座に頼っている)、生徒達が自分自身で考える機会を持つ、というのがとても大事なように思います。