SHIROのIchigoJam日記

マイコン「IchigoJam」(イチゴジャム)の電子工作とプログラミングをメインに

ThinkPad Tablet 2(英語版):BIOSの更新

ThinkPad Tablet 2をいろいろ試している今日この頃ですが、使い始めた時からどうも電源周りの挙動がおかしいな、と思っていました。
触っている最中なのに突然フッと暗くなってスリープになったり。
スリープから復帰するのに、電源ボタンをポンと押すと復帰することもあれば、3〜5秒くらい長押ししないと復帰しない時があったり。
その場では復帰できなくて、しばらく時間を置いて電源ボタンを押すと復帰することがあったり。
もしかするとBIOSの問題か?と思って、BIOSの更新をやってみました。

まず、現在のBIOSの状況を確認してみます。
Windows8タブレットBIOSを表示する方法が案外書かれていないので、写真で載せてみます。
機種によっては「Windowsボタンを押しながら電源ON」で出せるようですが、Tablet2では効かなかったので、標準的なやりかたを紹介します。
既に知っている人は、飛ばし読みしてください。


画面右側のチャームメニューを出して「設定」をタップ。


「PC設定の変更」をタップ。


「PC設定」の中の「全般」メニューをタップ。


スクロールして一番下へ行って、「PCの起動をカスタマイズする」項目の「今すぐ再起動する」ボタンをタップ。


マシンが再起動して、起動オプションの選択画面が出ます。「トラブルシューティング」をタップ。


トラブルシューティング」画面で、「詳細オプション」をタップ。


「詳細オプション」画面で、「UEFIファームウェアの設定」をタップ。


UEFIファームウェアの設定」画面で、「再起動」ボタンをタップ。

これでマシンが再起動して、BIOS画面が表示されます。
手順としてはまどろっこしいのですが、マシン起動時にタイミングを合わせてDELキーを押して「ああっ、失敗した〜」などとやっているよりは楽かもしれません(笑)

さて、Tablet2のBIOS画面です。

旧来のテキストベースの画面ですが、タッチで操作できます。ただし指のみで、ペンは使えません。
また、タッチパネルの反応が今一つ良くないので、指でしつこく押してやる必要があります。
USB端子に外付けキーボードをつけると、そちらでも操作できます。それが一番やりやすいでしょう。


元々のBIOSは、バージョンが「GEET50WW(1.10)」、日付は「2012-11-27」でした。

とりあえずそのままBIOSを抜けて、Windows8を起動します。
Lenovoのサポートサイトから「BIOSアップデートユーティリティー」をダウンロードします。

○ダウンロードファイル一覧 - ThinkPad Tablet 2
http://support.lenovo.com/ja_JP/downloads/detail.page?DocID=DS033224

ダウンロードしたファイルを実行すると自己解凍され、自動的にユーティリティーが起動します。
「次回の再起動時にBIOSが更新されます」と表示された後、自動的にマシンが再起動されて、BIOSが更新されます。

再び上記の手順でBIOSを表示させると…

BIOSのバージョンが「GEET61WW(1.21)」、日付が「2012-12-18」に更新されていました。
その後しばらく使った限りでは、おかしな挙動は無いようです。
電源ボタンも、ポンと押すだけでスリープ/スリープ解除するようになりました。

なお、BIOSのバージョンを見るだけなら、有名なツール「CPU-Z」でも見られます。
http://www.cpuid.com/softwares/cpu-z.html


トップ画面のCPU情報表示。
Atom Z2760は、ほぼずっと1.8GHzで動いているようです。


「Mainboard」タブで、BIOSのバージョンが見られます。
マザーボードのモデルが「CloverTrail」(Intelのプラットフォームコードネーム)になってますね。

●1/23追記

PC Watchに開発担当者のインタビュー記事が出ました。

笠原一輝のユビキタス情報局 「ThinkPad Tablet 2 & ThinkPad X1 Carbon」開発密話
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/ubiq/20130123_584556.html

それによると「稀に正しくスリープから復帰できない問題が見つかった」ため、その解決のためにTablet2の出荷が遅れたとのことです。
やはり電源周りが怪しかったということですね。
ただ、こうした情報は担当者個人のインタビューでは無く、Lenovoとして公式に説明するべきだと思います。これだけ出荷が遅れたのですから。