※Facebookに過去に書いたものの再録です。
朝の札幌駅。雪が舞っていて、稚内より寒いです(^_^;)
急遽声をかけていただいて、IchigoJam仲間のHondaさん、佐々木さんとスターバックスでミニオフ会。朝食を食べながら面白い話をいろいろ聞かせていただきました。ありがとうございました。
【5本目:札幌955-手稲1011】
今回は函館本線、いわゆる「山線」を回って南下します。小樽から先は初めて乗ります。
【6本目:手稲1025-小樽1047 エアポート快速95号】
札幌で直接この電車に乗っても良かったのですが、手稲行きがガラガラだったので先に乗りました。
エアポート快速はめちゃ混みで座れませんでした。手稲行きに乗っておいて良かった…
日本海に沿って走ります。
この辺りは、炭鉱の石炭を小樽港(旧手宮線手宮駅)へ運ぶため、北海道で一番早く鉄道が敷かれた区間です(1880年)
【7本目:小樽10:53-倶知安12:12】
帰省ラッシュと観光客が重なってめちゃ混み。何とか座れました。
まあ私も観光客ですが(目的地は枕崎w)
雪山を越えて走って行きます。まさしく「山線」。
小沢駅ですれ違い待ち。倶知安方面から来る列車が遅れている模様。
この小沢駅から日本海側の岩内まで、かつて岩内線が出ていましたが、1985年に廃止されました。
今乗っている函館本線山線ルート(長万部〜小樽)も、北海道新幹線が札幌まで延伸された際には廃止になることがほぼ決まりつつあります。それもあって今回乗ってみました。
倶知安に到着。白銀の世界!
雪に埋もれていますが、恐らく転車台。
【8本目:倶知安12:35-長万部14:11】
たった1両の気動車が地獄絵図でした(^_^;)
小樽からきた2両+倶知安から乗る人で車内はぎゅうぎゅう詰め。乗れずにホームにとり残される人もいて、車掌が「乗りましたら中へ詰めてください」と何度も必死にアナウンス。
ようやく発車してからも、途中駅に停まる度に、通路に立っていた私も一度ホームに降りて、下車する人を通して、また乗って。
ある駅では、まだ乗れない人がホームにいるのに、我関せずと通路でスマホをいじっている若者がいたので、
「スマホいじってる人、今そんなことしてる場合じゃないから!非常事態だから!10cmでいいから詰めて!」
と注意してしまいました。
私もたくさん旅をしてきて、非常事態に遭ったことは何度もあります。こういう時は全員で協力しないとどうにもならないのです。
長万部駅には15分遅れで到着。
山線でまさかこんなことになるとは…(^_^;)
別な意味で忘れられない思い出になりました。
ちなみに、外国人観光客もたくさん乗っていたので、日本語のアナウンスが通じていなかった可能性があります。スマホの若者は明らかに通じていて、詰めてくれましたが。
長万部駅のそば、有名な駅弁「かにめし」を作っている「かにめし本舗かなや」。
直売所でかにめしと味噌汁を買って、隣にある部屋「自由席」へ。
なんと列車のような座席で食べられます。
カニフレークがぎっしり詰められたご飯。
ご飯の味と味噌汁の温かさが、地獄絵図の列車で疲れた身に染み渡りました。美味かった…(^_^)
【9本目:長万部15:47-函館17:13 北斗14号】
長万部からは特急に乗ることに。
普通列車だと長万部で2時間待ちのダイヤだったので、この区間はもともと特急に乗ろうと思っていました。が、あの地獄絵図を見て(^_^;)、慌てて指定席を取りました。席が残っていて良かった…
特急北斗も車内は超満員。私の指定席だけポツンと空いていたので、たまたま長万部で降りた人がいたのでしょう。ラッキーでした。
この様子を見るに、北斗の席が取れなかった人が山線ルートへ回ったのかもしれません。
今の時代、北海道へ来る人はまず新千歳空港に降り立って、そこから放射状に道内各地へ行くのでしょう。昔の青函連絡船の感覚だと長万部→函館は逆方向なので、こんなに混むとは思っていませんでした。
内浦湾に沿って列車は走ります。天気が良ければ素晴らしい車窓の区間なのですが。
函館に到着。
函館本線の0kmポスト。ここから山線、札幌を経由して旭川まで458km続きます。今回の旅で全線完乗したことになります。
函館駅構内をダッシュしてタクシーに乗り、フェリーターミナルへ。
【10本目:函館港18:00-青森港21:50 青函フェリー】
タクシーでダッシュしたお陰で間に合いました。
吹雪の中、フェリーに乗船。ついに北海道を離れます。
じゅうたん席。寝れる〜(^_^)
椅子席もあります。
北斗の車内から電話でフェリーを予約したのですが、船内は空いています。航送される車は何台かいましたが。さすがにこの時間に津軽海峡をフェリーで渡る人は少ないか…
舫い綱が解かれていよいよ出航。
船から見る函館の夜景。本当はゆっくり見て回りたかったのですが、残念ながらこれで函館観光は終わり。
さらば北海道! 楽しかったよ〜(^_^)/~~~
次に到着する青森港フェリーターミナルは、市街地からちょっと離れています。
昼間なら連絡バスがあるのですが、今回は夜10時到着。
こんな時のためにフェリーと提携したタクシーサービスがあって、船内の専用電話(無料)でタクシーを予約できます。
じゅうたん席でしばらく仮眠して、のそのそと起床。
函館ダッシュのお陰で無事にフェリーに乗れたのですが、また御飯を食べ損ねた訳です(笑)
この船にレストランはありませんが、探検していたらお湯と電子レンジのサービスを発見!
(自販機で売っているカップ麺用)
ここで登場するのが、今朝のミニオフ会でHondaさんから差し入れにいただいた、北海道限定品のカップカレー焼きそば!
(+非常用にコンビニで買っておいたパン)
パンチが効いたカレー麺と共に、人の情けが身に沁みました。本当にありがとうございましたm(_._)m
出航から3時間半、青森市の明かりが見えてきました!(^_^)
iPhoneのカメラ、ちゃんと撮れるのがスゴい。
青森港へ入港
本州に上陸!(^_^)
青森港フェリーターミナルからタクシーに乗って、青森駅そばのホテルに入りました。
今日はミニオフ会でまったりと始まったものの、山線で地獄を見て(^_^;)、それでも何とか北海道を離れて本州に上陸できました。良かったです。
明日はまた朝早いので、すぐ寝ます。東日本をひたすら南下して、目標は東京です!