2台のIchigoJam/IchigoDakeをケーブルでつないで双方向通信するボードです。
基本的には3本のケーブルでTX、RX、GND端子をクロス配線でつなげばいいだけなのですが、学校やクラブで簡単に使える教材として、専用基板を作ってみました。
使い方
- ケーブル両端の基板のピンヘッダを、2台のIchigoJam/IchigoDakeのCN3ソケットに差します。
- 基板上のスライドスイッチを、最初はOFFにしておいてください。OFFの状態だと通信しません。
- IchigoJam/IchigoDakeの電源を入れます。
- 基板上のスライドスイッチをONにして、互いに通信します。キー入力してEnterキーを押すと、その内容が相手に送信されます。入力を間違えて「Syntax error」の嵐になった時は、スイッチをOFFにして通信を止めてください。
スライドスイッチは、RX端子へつながる入力ラインをON/OFFしています。OFFにすると、相手から信号が送られて来ても受信しなくなります。
中学校技術科での「ネットワークを使った双方向通信のプログラミング」は、私はこれまでの出張授業で、IchigoJam+MixJuiceを使って無線通信でやってきました。
が、2台だけならちゃんと通信するのですが、教室内で18ペア(36台)でやると、電波干渉のためか接続が切れるペアが続出します。一度切れてしまうと「MJ TCP ~」の設定からやり直さないといけないので、かなり面倒なことになります。
このボードを使って有線接続にすると、ペアの机をくっつけてケーブルを張らないと引っかけてしまうなどの問題はありますが、面倒な設定無しで確実につながりますし、そうそう切れません。通信速度も高速です。
「Syntax error」の嵐になった時はスイッチを切ればいいので、対処も楽です。
基板データ
- Fusion PCB用ガーバーデータ(ZIP)[80x57mm]
*同じ基板を10枚配置しています。基板を5枚発注すれば50枚取れるので、1クラス分が賄えます。
*この基板データは、CC BYライセンスとします。どうぞご利用ください。
(C) 2020 Shiro Saito (https://www.ichigojaman.jp)