電子工作の定番の一つ、ラーメンタイマー基板を作ってみました。
スタートボタンを押して1~5分経つと、ブザーが鳴ってLEDが光ります。
タイマー時間はVR(半固定抵抗)を回すと変えられます。
回路図
有名なタイマーIC・555を使った、一般的なタイマー回路です。
スタート時に555のOUT端子の出力がHになってスタートLEDが点灯。一定時間経過するとOUT端子の出力がLに落ちて、終了LEDが点灯してブザーが鳴ります。
R1・VR1の合成抵抗と、C4・C5の合成容量で、タイマーの持続時間が決まります。
t(sec.)≒1.1×C×RVR1を左一杯(0Ω)に回すとタイマー時間が約1分、右一杯(1MΩ)に回すと約5分(実際は5分20秒くらい)になります。
コンデンサや抵抗は容量に誤差があるので、タイマー時間も誤差がありますが、ラーメンタイマーとしては十分でしょう。
スタートボタン(BTN)を押すと、リセットされてタイマーがカウントを始めます。
※電源ON直後はタイマー動作が不安定なので、計り始めたい時にスタートボタンを押してタイマーを始めるのをお勧めします。
基板データ
- Fusion PCB用ガーバーデータ(ZIP)(100×54mm)
*同じ基板を2枚並べて配置しています。
*この基板データは、CC BYライセンスとします。どうぞご利用ください。
(C) 2024 Shiro Saito (https://www.ichigoaman.jp)
材料
以下の順番でハンダ付けすると作りやすいです。
- カーボン抵抗(炭素皮膜抵抗) 1/4W220kΩ R1
- カーボン抵抗(炭素皮膜抵抗) 1/4W10kΩ R2
- スライドスイッチ 1回路2接点 基板用 横向き
- ICソケット ( 8P)
- リード型積層セラミックコンデンサー 0.1μF50V F 2.54mm C2
- 積層セラミックコンデンサー 0.01μF50V X7R 2.54mm C3
- 絶縁ラジアルリード型積層セラミックコンデンサー 10μF25V5mmピッチ C1
- アルミ電解コンデンサー100μF16V105℃ ルビコンMH5 C4,C5
- タクトスイッチ(白色)
- 抵抗内蔵5mmLED 5V 黄色 590nm OSY5LU5B64A-5V スタートLED
- 抵抗内蔵5mmLED 5V 赤色 640nm OSR6LU5B64A-5V 終了LED
- 電子ブザー 12mm UGCM1205XP BZ
- 半固定ボリューム 1MΩ VR1
- 電池ボックス 単4×1本 ピン ×2個
- CMOSタイマーIC NE555D
- 555は他の互換ICでも構いませんが、3Vで動作する品にしてください。
IchigoJam BASICプログラム
IchigoJam BASICのプログラムでもラーメンタイマーを作ってみました。
- 起動するとタイマーセットモードになります。数字キーの1~5を押すとタイマー時間を1分~5分に設定できます。
- スペースキーを押すとタイマーが動き始めます。設定した分数が経つとブザーが鳴って終了します。
10 '*RAMEN TIMER 20 CLV:VIDEO 5:CLS:E=3 30 @SET 40 LC 2,2 50 ?E;":00" 60 K=INKEY()-48 70 IF 0<K AND K<6 E=K 80 IF K!=-16 GOTO @SET 90 BEEP:CLT 100 @TLOOP 110 T=E*3600-TICK() 120 M=T/3600 130 S=(T-M*3600)/60 140 LC 2,2 150 ?M;":";DEC$(S+100,2) 160 IF T>0 GOTO @TLOOP 170 BEEP 10,60:CLK
ちなみに以前作った、秒針が回るラーメンタイマーはこちら。
www.ichigojaman.jp