SHIROのIchigoJam日記

マイコン「IchigoJam」(イチゴジャム)の電子工作とプログラミングをメインに

IchigoJamのエンブレムを作ってみた

※この記事は「IchigoJam Advent Calendar 2023」に参加しています。

最近、画像生成AI「Stable Diffusion」を使って、いろいろなイラストを生成してみています。
ふと「IchigoJamのロゴやエンブレムも作れるんじゃ?」と思いついて、試してみました。
生成時のパラメータは以下の通り。

Model: ChilloutMix
VAE: vae-ft-mse-840000
画像サイズ:512x512
サンプルステップ:20
サンプラー:Euler a
●プロンプト
red emblem, strawberry, lineart, text typed "IchigoJam", white background (best quality, ultra high res)


画像サイズを小さめにしたこともあって、1枚当たり10秒くらいでガンガン画像が作られます。ちなみにグラフィックボードはNvidia GeForce RTX 3060(RAM 12GB)を使用。
「girl」なんて指定していないのに女の子が出てきたりもします。イチゴの妖精?(笑)


ただ、「IchigoJam」のテキストを指定しているのに、それは全く打ってくれません(^_^;)
数百枚生成した中から、使えそうな画像を選びます。例えばこれ。

このままではIchigoJamのエンブレムになっていないので、ベクター化してIllustratorで加工。テキスト文字も打ち直します。

これで完成。いろいろ苦労した割りには、ビン詰めのイチゴジャムのラベルみたいになってしまった…(笑)

やってみて思いましたが、やはり「AIに仕事はお任せ」はできませんね。
デザインのアイデアや原案を出してもらうにはいいと思います。自分が思いつかないようなデザインをいろいろ出してくれますから。
ただ、最終的な作品にするには、人間の手が必要です。

リアル信号機PCB

※この記事は「IchigoJam Advent Calendar 2023」に参加しています。

以前に作った「リアル信号機」
www.ichigojaman.jp
情報センターで展示していて、子ども達にも大人気です。
が、ユニバーサル基板でケーブルを配線して作ったので、子どもがいじってよく壊します(^_^;)

子どもはリード線を引っこ抜いたり、基板に立っているFETをへし折ったりします(^_^;)

修理しながら運用していたのですが、「こうなったらプリント基板(PCB)を作ろう」と思い立って、作ってみました。

IchigoJam/IchigoDakeに差して動かすシールド基板です。
12Vの電源プラグを差して、そこからIchigoJamや信号機LEDの電源を取ります。


PCBになったお陰で、配線がすっきりしました。
これならそうそう壊されないでしょう(^_^)

回路図


OUT1~3が車用信号の青・黄・赤、OUT5~6が歩行者信号の赤・青です。
信号のLEDは12V用なので、FET回路でスイッチングしています。

基板データ

*この基板データは、CC BYライセンスとします。どうぞご利用ください。

(C) 2023 Shiro Saito (https://www.ichigoaman.jp)

信号機プログラム

  • 車用と歩行者用の信号機が光ります。
10 @ARUN:'TRAFFIC LIGHT
20 OUT 0
30 '*LOOP
40 OUT 1,1
45 OUT 5,1
50 WAIT 300
60 OUT 1,0
70 OUT 2,1
80 WAIT 120
90 OUT 2,0
100 OUT 3,1
110 WAIT 120
120 OUT 5,0
130 OUT 6,1
140 WAIT 300
150 FOR I=1 TO 3
160 OUT 6,1
170 WAIT 30
180 OUT 6,0
190 WAIT 30
200 NEXT
210 OUT 5,1
220 WAIT 120
300 OUT 3,0
310 GOTO 30

POVシールド

※この記事は「IchigoJam Advent Calendar 2023」に参加しています。

IchigoJamやIchigoDakeに差してバーサライタ(POV)を作る拡張基板です。
電源の乾電池も搭載しているので、単独で動かせます。
紹介動画はこちら。

www.youtube.com


IchigoJamやIchigoDakeのピンソケットに差して使います。

回路図


OUT1~8に8本のLEDをつないでいます。

基板データ

*同じ基板を2枚配置しています。
*この基板データは、CC BYライセンスとします。どうぞご利用ください。

(C) 2023 Shiro Saito (https://www.ichigoaman.jp)

バーサライタ(POV)プログラム

  • 左右に振るとハート形「♥」が見えます。
  • ファイル0番に保存すると、電源ONで自動起動します。
10 @ARUN:OUT 8,0
100 [0]=`01110000
110 [1]=`11111000
120 [2]=`11111100
130 [3]=`01111110
140 [4]=`00111111
150 [5]=`01111110
160 [6]=`11111100
170 [7]=`11111000
180 [8]=`01110000
190 FOR L=0 TO 9
200 OUT [L]
210 NEXT
220 GOTO 190

100~180行が文字パターンで、「1」がLED点灯、「0」が消灯です。
リストを横に寝かせて見ると、「1」のパターンがハート形になっているのがわかります。
この9行のパターンを変えると、見える文字が変わります。
ただし、右に振る時と左に振る時で反対に見えるので、ハートのように左右対称の文字の方が綺麗に見えます。