「IchigoJamをモバイルバッテリで動かしたい」時に使えるバッテリについてです。
よくあるモバイルバッテリをつないで動かすと、IchigoJam単体では消費電力が低いため、しばらく経つとバッテリ側の保護回路が働いて給電が切れてしまいます。
※バッテリを保護するためで、それが正常な動作です。モニタなど周辺機器も一緒につないでいると、合計の消費電力が大きくなるので切れません。
それを防ぐモバイルバッテリとして有名なのが、「IoT機器対応」を謳う「cheero Canvas」。
cheero Canvas 3200mAh IoT機器対応 モバイルバッテリー ホワイト CHE-061
- 出版社/メーカー: cheero
- メディア: エレクトロニクス
が、マイコン使いの人達に有名なのか、よく品切れしています。
先日、Facebookで話題に出ていたのが「RAVPower RP-PB125」。
「電源ボタンを4秒長押しすると、Bluetoothイヤホン充電モードになる」という製品です。入手して試してみました。
RP-PB125(上)と、Anker PowerCore Fusion 5000(下)との比較。
RP-PB125は6700mAhなので若干大きいですが、見た感じはほぼ同じ。
PowerCore Fusionとほぼ同じ大きさなので、スクールセットの右上のスペースに収まります。
※PowerCore FusionはIchigoJam単体への給電には使えません(数分で給電が切れます)。スクールセットで液晶モニタと同時に給電すると、消費電力が大きいので切れません。
RP-PB125の側面。左から、給電用USB A端子×2、充電用micro USB端子、LEDインジケーター、電源スイッチ。
IchigoJamにつないで試してみましたが、結論から先に言うと使えました。以下にやり方や注意点を書きます。
- 通常モードでは、一般的なバッテリと同じく20秒ほどで給電が切れます。
- 給電中に電源ボタンを4秒長押しすると「Bluetoothイヤホンモード」になります。LEDインジケーターが、通常の電源ボタン押しでは数秒点灯して消えるのですが、Bluetoothイヤホンモードだと数十秒光り続けるので区別できます。なお、何も繋いでいない(給電していない)時に長押ししても切り替わらないので注意。給電中にもう一度長押しすると通常モードに戻ります。
- Bluetoothイヤホンモードにすると、IchigoJam単体に給電しても切れません。
なお、上記のcheero Canvasは、スイッチ切り替え操作をしなくても、そのままIchigoJam単体につないで給電できます。
「スイッチでの切替は面倒だけど、コンセントに挿して直接充電したい」「ACアダプタとしても使いたい」という人は、RP-PB125を買ってもいいかもしれません。