SHIROのIchigoJam日記

マイコン「IchigoJam」(イチゴジャム)の電子工作とプログラミングをメインに

子どもと携帯電話

ネット依存報道について(4)

「ネット依存症」報道のその後です。 今回の記者発表をした「研究班」の代表である大井田隆氏(日大医学部)に、直接メールで事情をお伺いしました。 そこからいくつかわかってきたことがありますので、まとめてみたいと思います。 ●記者発表の資料 大井田氏…

ネット依存報道について(3)

ネット依存報道のその後ですが、日大医学部のサイトで報道向けの発表資料(か、その元となる資料)を見つけました。○日本大学医学部 社会医学系 公衆衛生学分野 http://www.med.nihon-u.ac.jp/department/public_health/gakunen-dayori.html この中の「H24年…

ネット依存報道について(2)

ネット依存の報道について、引き続き調べていたのですが、数日経ってから以下のページを見つけました。 http://blog.canpan.info/futoukou-oki/archive/398 「不登校を考える親と市民の会・沖縄」の方が、実際に厚生労働省へ電話して確認した、というブログ…

ネット依存報道について(1)

また日記の間が空いてしまいました。すみません。 8月1日付で、報道各社から「ネット依存の中高生が8.1%。全国で推計51万人」というニュースが流れました。○毎日新聞 http://mainichi.jp/select/news/20130802k0000m040048000c.html ○NHKニュース(動画) ht…

講演会「子どもと携帯電話」

しばらく日記の間が空いてしまいました。すみません。年度末のイベントやらで息詰まってました。3月6日に、山形大学の加納寛子さんをお迎えして、講演会「子どもと携帯電話」を開催しました。この分野の第一人者の方から、なかなか貴重なお話を聴けました。 …

上田の情報教育を考える会 立ち上げ会・第1回学習会を開催しました

以前の記事でお知らせした、「上田の情報教育を考える会」の立ち上げ会・第1回学習会を無事に終了しました。 会のブログにレポートを書きましたので、よかったらごらん下さい。 http://blog.uedajk.net/?eid=4 参加者の話し合いの様子。 残念ながら参加者が…

上田の情報教育を考える会 立ち上げ会・第1回学習会

先日の日記で「信州上田夏季大学2009」の話を書きましたが、引き続き、子どもと携帯やネットの問題、子ども達への情報教育について、市民が学び、考える場を作りたいと思い、「上田の情報教育を考える会」を立ち上げることにしました。 下記のように、立ち上…

信州上田夏季大学2009「子どもと携帯電話」分科会

6日(日)に行われた地域づくりイベント「信州上田夏季大学2009」で、分科会「子どもと携帯電話」をやりました。 講師には下田太一さん(合同会社ロジカルキット)をお呼びしました。 分科会の参加者は、私の人徳の無さか(^^;)5人と少なかったのですが、その…

KJ法「ネットで起こる問題と対策」

私が事務局をやっている十勇士クラブで、8/25夜にやったインターネットライブ放送の中で、「ネットで起こる問題と対策」という題でKJ法をやってみました。 十勇士クラブのサイトに動画がありますので、見てみて下さい。 (前半)http://www.white.umic.jp/jy…

山形大学公開講座「どうするケータイの指導」

前の日記で書いた、山形大学の公開講座に行ってきました。 パネリストは、加納寛子さん(山形大学)、大山圭湖さん(東京都大田区立大森第三中学校)、布施雅彦さん(福島工業高専)の3名。 加納さんが子どもと携帯の問題に関する概要と情報教育の必要性、…

下田太一さんと信州上田夏季大学の打ち合わせ

来たる9月6日に行われる「信州上田夏季大学2009」という地域づくりイベントで、「子どもと携帯電話」分科会をやる予定なんですが、講師の下田太一さんとお会いして分科会の内容について打ち合わせをしました。 下田さんに上田まで来ていただいたのですが、…

河地和子著「自信力はどう育つか」

河地和子著「自信力はどう育つか」を読みました。 (amazon) http://www.amazon.co.jp/dp/4022598263/ 東京、ストックホルム、ニューヨーク、北京の四都市の子ども達を調査したレポートを元に、子ども達が何を考えているか、親に何を求めているか、などを読…

他の人の講座を聴く

先日、近所の小学校で子どもと携帯電話に関する市民講座がありました。 私がやる講座ではなく、とあるNPOの方が講師で、私は一人の参加者でした。 50分くらいの話だったんですが、コミュニティサイト、プロフ、ブログなどを全て「子ども達は出会いを求めてや…

山形大学で子どもと携帯の公開講座

山形大学の公開講座で、子どもと携帯電話に関する講座が行われます。 子どもと携帯の問題を研究していて著書も多数ある加納寛子さん、中学生への指導事例で有名になった大森第三中の大山圭湖先生などがパネリストです。 興味がある方はいかがでしょうか。 山…

携帯の機種変更でのやり取り

先の記事に書いたように、携帯を機種変更してBiblioにしました。その時の店でのやり取りを書いてみます。 前回の機種変更から2年半ほど経過していて、新しい料金プランになってから初めての更新でした。ちなみにau直営ショップです。 一括で購入すると、さ…

携帯をBiblioに機種変更

長らく使っていた携帯を、東芝のBiblioに機種変更しました。 ○Biblioメーカーサイトhttp://www.toshiba.co.jp/product/etsg/cmt/au/biblio/biblio_menu.htm 「ブックケータイ」としてPRしている機種ですが、ポメラニアン(ポメラユーザー)の僕としては、フ…

子どもからの「ケータイについて一言」

私が事務局をやっている十勇士クラブで、地元のガールスカウト長野県第5団の子ども達に、「マルチメディア集会」としてパソコンの使い方やホームページの作り方を教えることを何年もやっています。 その中でここ2年ほど、シニアスカウト(中学生)/レンジャ…

mixiコミュニティ「子どもと携帯電話」

ちょっと宣伝ですが、mixiに「子どもと携帯電話」というコミュニティがあります。 http://mixi.jp/view_community.pl?id=3887046 子どもと携帯電話の問題について、いろいろ話しています。 mixiのIDを持っていて、興味がある方がいましたら、ぜひご参加くだ…

石川県議会で「子どもに携帯を持たせない」条例可決

既にニュースなどでご存知の方も多いと思いますが、石川県議会で「いしかわ子ども総合条例」の修正案「『子どもに携帯を持たせない』親の努力義務」が、賛成多数で可決されました。 (ケータイWatch)http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20090629_298401.…

信州民報でコラム連載

長野県上田市のローカル紙「信州民報」の6/3(水)の号から、私が原稿を書いたコラム「子どもと携帯電話」が掲載されています。 平日(火水木金)に掲載で、全20回の予定です。 内容としては、この日記の「子どもと携帯電話」で書いてきたことを、紙面に合わ…

「特定電子メールを送らないで!」バナー

自分のホームページやブログなどで、読者の問い合わせ用にメールアドレスを公開して、そのために毎日届く迷惑メールに困っている人も多いと思います。 日本政府では、「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」(いわゆる迷惑メール防止法)を制定して…

大森第三中学校・大山圭湖先生の実践

以前の記事で、東京都大田区立大森第三中学校の大山圭湖先生の実践について紹介したのですが、Internet Watchの「10代のネット利用を追う」に詳しい取材記事が載りました。 http://internet.watch.impress.co.jp/cda/teens/2009/05/19/23476.html 最後の方で…

子どものみなさんへ:(8)過去の「事実」は変えられないが「意味」は変えられる

これまで親や周囲の大人に「おまえなんてダメだ」などと傷つけられて、「こんな自分にされてしまった」「自分なんてどうせダメだ」といったつらい思いを抱えて生きている子どものみなさんもいるかもしれません。 そんな方に、カウンセリングの中から、この言…

子どものみなさんへ:(7)ネットいじめの問題

最近は「学校への携帯持ち込み禁止」といった声が行政や保護者から多く上がっています。そう言われる理由の一つが、学校裏サイトなどの掲示板やメールでの「ネットいじめ」防止です。 しかし、ネットいじめは現実世界のいじめの延長で起こるもので、携帯やネ…

子どものみなさんへ:(6)いつでもどこでも携帯

これまで心の問題を中心に書いてきましたが、具体的な携帯の問題についていくつか書いていきたいと思います。 私は地元の小中学校へ出前講座などで行くのですが、学校の先生から「子ども達が授業中に携帯でメールしたり、ネットを見たりしていて困る」という…

子どものみなさんへ:(5)勉強は何のため?

今、親や先生から「勉強しろ」と言われて、嫌だと思っているみなさんも多いと思います。 そもそも、なぜ勉強しなければいけないのだと思いますか? (本当は私達大人が、子どもに「勉強しろ」という前に「なぜ勉強しなければいけないのか」をちゃんと説明し…

子どものみなさんへ:(4)「もらう側」から「与える側」「創る側」へ

先の大人向けの記事でも書きましたが、「もらう側」から「与える側」「創る側」になる意識を持ちましょう。 子どものみなさんは、今は親や学校や社会から「もらう側」ですが、あと何年かすれば大人になります。大人になるという事は、周りの人に対して、ある…

子どものみなさんへ:(3)人生は長いリーグ戦

子どものみなさんの中には、今受験のまっただ中、あるいはこれから受験を控えた人もいるでしょう。 私たち大人はよく「勉強しないと落ちちゃうぞ」「失敗したら大変だ」などとおどかしたりします。 しかし、受験ってそんなに大変なものでしょうか? ちょっと…

子どものみなさんへ:(2)自分で考えること

前回の記事で、あなた自身を大切にして欲しい、という話を書きました。 同じように、あなたが「自分で考えること」も大切にしてください。 今は情報社会で、テレビやマスコミ、インターネット上には大量の情報があふれています。でもそれらをそのまま鵜呑み…

子どものみなさんへ:(1)「あなた」はあなたのもの

さて、これまでは大人向けの話を書いてきましたが、今度は携帯を使っている現役世代である、子どものみなさんへのメッセージを書いていきたいと思います。 携帯の問題に限らず、これからのネット社会を生きていくために考えて欲しいと思うこと、これから大人…