SHIROのIchigoJam日記

マイコン「IchigoJam」(イチゴジャム)の電子工作とプログラミングをメインに

日本縦断の旅4日目(2022/12/31)

Facebookに過去に書いたものの再録です。



朝の上野駅。日本縦断も今日から後半戦。東海道を下って関西へ向かいます。

上野駅の駅そばで朝ごはん。

満を持して、八幡屋礒五郎の七味が登場!
うーん、この香り、この味、たまりません。はるばる持ってきて良かった(^_^)

今日はJR東日本エリアを抜けて、東海・西日本エリアに入るので、北海道・東日本パスは用済み。
今日から青春18きっぷを使います。

【20本目:上野8:09(遅れ)-熱海10:06 上野東京ライン
上野東京ラインのダイヤが乱れて遅れていて、予定と違う電車に乗ります。この先どうなるか…?

車内は東京とは思えないほど空いています。
そう言えば今日は大晦日でした。長旅をしていると日付や曜日の感覚が無くなってきます。

横浜に到着。ビルの向こうにランドマークタワーがちょっとだけ見えました。横浜観光これで完了(^_^)

藤沢駅。隣は小田急江ノ島線快速急行新宿行きがいました。

国府津駅で特急通過待ち。向かいのホームには御殿場線の御殿場行き。
熱海からの丹那トンネルが開通する前は、御殿場線ルートが東海道本線でした。技術の進歩で長いトンネルが掘れるようになり、短縮・速達化が図られています。

早川〜根府川の辺りは相模湾の景色が綺麗です。
海の向こうの陸地は三浦半島

根府川駅。右に続く陸地が熱海方面。その左奥の海に浮かぶのが伊豆大島

【21本目:熱海10:16-静岡11:29】
熱海行きの15両から3両に圧縮。混んでますが何とか座れました。

三島駅。向こうには駿豆線修善寺行き。

吉原駅。向こうに岳南電車吉原駅
岳南電車は、駅構内の留置線を使って電車の運転体験ができるなど、いろいろ頑張っているローカル私鉄です。

この辺りは富士山のふもとなんですが、雲がかかっていて見えない…(^_^;)
心の目で、富士山観光完了。

由比〜興津間は海際まで崖が迫っていて、東海道線国道1号東名高速道路が海岸線ギリギリを並走します。
旧東海道は、陸地側の崖の上を薩埵(さった)峠で越えていました。東海道屈指の難所でしたが、海と富士山の眺めが素晴らしく、安藤広重の「東海道五十三次」でも描かれています。

静岡到着。ホームで駅そばが元気に営業中ですが、食べているヒマがない…

【22本目:静岡11:42-浜松12:56】
こちらも3両でほぼ満席。

藤枝に到着。大花火大会で有名です。(2022年は中止だったようです)
サッカー好きには、藤色のユニフォームの藤枝東高校で有名です。
ちなみに元日本代表の「ゴン中山」こと中山雅史選手は藤枝東高校出身で、私とは誕生日が1日違いの同じ歳です。
(私が9/22、中山選手が9/23生まれ)

大井川を渡ります。
ここも旧東海道の難所で、渡し舟や人足が渡していましたが、大雨で川が増水すると何日も足止めされたそうです。

金谷駅。ここからは大井川鐵道が大井川沿いに伸びています。
看板にもあるトーマス列車やSLが走りますが、鉄道ファンにはアプト式車両や秘境駅の尾盛駅で有名です。

車内に岳南電車の吊り広告がありました。全線開通70周年。

天竜川を渡ります。
わが長野県の諏訪湖に端を発して、遠州灘に注ぎます。
その昔は「暴れ天竜」と呼ばれて、たびたび氾濫して水害をもたらしました。

【23本目:浜松13:02-豊橋13:36】
この地区には珍しいクロスシート車。

この辺りは新幹線と並走していて、バンバン抜かされます(^_^;)

新幹線と共に浜名湖を渡ります。
浜名湖沿いに北側へ行くと、この付近で随一の温泉街・舘山寺温泉があります。一度泊まりに行きました。

新所原駅浜名湖の北側を走っている天竜浜名湖鉄道(旧国鉄二俣線)と合流。

豊橋に到着。
佐藤さんに声をかけていただいてミニオフ会。豊橋名物のカレーうどんを食べることに。

面白工作をいろいろ拝見して、電子工作・プログラミング談義。

そして来ました!カレーうどん
よくあるだし汁にカレーが入った感じではなく、本格的にカレールーです。そして食べていくと、丼の底にはご飯ととろろが入っています。
いや〜、美味しかった(^_^)

【24本目:豊橋14:50-大垣16:17 新快速】
佐藤さんとカレーうどんにエネルギーをもらって、新快速で旅を再開。

蒲郡駅。向こう側には名鉄蒲郡線のホーム。赤字路線で存続が危ぶまれています。その昔、東幡豆やうさぎ島・猿島に遊びに行ったんですが…

大府駅。ここからは武豊線が南へ伸びています。
実は武豊線は、東京〜大阪間の鉄道を建設するために、武豊港からの資材運搬路線として、愛知県で一番早く敷かれた路線です(1880年)。今は名鉄線にお客を奪われてしまっていますが。
まず線路を敷いて資材を運ぶ…シミュレーションゲームA列車で行こう」を思い出します(^_^) かなり遊んだなあ…

日本一高い駅ビル。名古屋に到着。

駅ビルが高すぎて画角に収まりません。

岐阜駅に到着。
岐阜は最近まで市電(名鉄岐阜市内線)が走っていて、私も一度だけ乗ったのですが、2005年に廃止されてしまいました。残念。

大垣に到着。
カッコいい特急しらさぎ号が入ってきましたが、もちろん乗れません。次の米原までひとっ飛びで行けるのですが。

向こうには養老鉄道の列車。あっちもいつか乗りたい…

【25本目:大垣16:34-米原17:09】
これで関ヶ原を越えて、関西へ!

もう日が暮れますが、まだまだ先へ進みます。

関ヶ原駅。天下分け目の関ヶ原の戦いで有名ですが、大雪でよく新幹線が止まる地域でもあります。今日は雪はありません。

【26本目:米原17:17-姫路19:49 新快速】
米原からは新快速の播州赤穂行き。普通列車の区分ながら特急並みの時速130kmを叩き出す、関西のエースです。

この新快速の表示を見ると、「関西に来た!」感慨が湧いてきます。
米原からはJR西日本のエリアです。

京都駅到着。大晦日だからか、深夜のように閑散としています

新大阪到着。帰省客なのか、京都より人が多いです。向こうはパンダ塗装の特急くろしお号。

ついに大阪に到着。カメラは人がいない方を写していますが、さすがに大阪はお客さんが多かったです。

神戸の中心地・三ノ宮駅に快速電車と同時到着。
センター街や元町中華街へ遊びに行きたい所ですが、もう少し先へ進みます。

明石海峡大橋。撮るのが難しい…

上野から11時間で姫路に到着! いや〜、今日も長かった…
途中の豊橋でミニオフ会があったお陰で、最後まで体力が保ちました。
姫路駅前通りは真っ直ぐ姫路城へ続いています。別名「白鷺城」とも呼ばれる、白くて綺麗なお城です。
今日の移動はここまで。

姫路駅を降りて、夕御飯を食べる店を探したのですが、何しろ大晦日なので開いている所がほとんどありません。
(私は酒を呑めないので、居酒屋系はアウト)
結局もう一度姫路駅に入場して、通路にあったいつもの吉野家へ。

牛すき鍋膳を注文。冬はやっぱりこれですね(^_^)
ちなみに私の食べ方は、鍋がぐつぐつ言っている内に生卵を鍋底に投入して煮卵にしてしまいます。他の具を食べつつ、かき混ぜないで待つのがコツです。

今日の行程は姫路で終了。明日は中国地方を西へ進みます。
皆さん、よいお歳を(^_^)/

日本縦断の旅3日目(2022/12/30)

Facebookに過去に書いたものの再録です。



今日は青森からひたすら東日本を南下します。
青森でぜひ行きたかった「青森魚菜センター」。
「のっけ丼」というシステムで海鮮丼が食べられます。

入口にある「のっけ丼の作り方」

まず案内所で10枚綴りのチケットを購入。2000円。

最初にご飯をチケット1枚で入手した後、各店を回って具材をチケットで引き換えて乗せていきます。

具材によってチケットの枚数が違います。

2000円でめちゃめちゃ乗ります。
新鮮な魚が美味い!美味い!美味い!
(海無し県の長野県人は海鮮に弱い 笑)
朝7時の営業開始直後に入りましたが、既にお客さんがたくさんいました。

豪華な朝食の後は散歩。
青森駅前のビーチ。上に架かる斜張橋は青森ベイブリッジ。その向こうには旧青函連絡船の八甲田丸。

八甲田丸。現在は記念館になっていますが、営業は9時から。残念。

可動橋を渡って、甲板に貨車をそのまま積み込めるようになっていました。


青森駅のホームから八甲田丸へ続く跨線橋
その昔の北海道への旅では、上野からの夜行列車で青森駅に降りると、すぐさまこの跨線橋ダッシュして青函連絡船の席を確保、函館港に着いたらまた跨線橋ダッシュして函館駅ホームで特急の自由席の列に並ぶ、という「青森走り」「函館走り」システム(笑)がありました。
昨日函館でフェリーターミナルへ向けてダッシュした時に、それを思い出しました。

青森駅は絶賛工事中。


ここからは青い森鉄道に乗ります。かつての東北本線の盛岡〜青森は、新幹線開通後に第三セクター青い森鉄道青森県側)、IGRいわて銀河鉄道岩手県側)になっています。

【11本目:青森7:52-八戸9:26 青い森鉄道
この区間はJRではないのですが、北海道・東日本パスは特例として、青い森鉄道IGRいわて銀河鉄道をそのまま乗れます。
今回、青春18きっぷではなくこのパスを使った大きな理由です。

向こうのホームにはリゾートしらかみ号。奥羽本線五能線を回って秋田へ向かいます。五能線は海の景色が本当にきれいなんですよね。行きたいなあ…

車窓からの陸奥湾

野辺地駅。日本最古の鉄道防雪林。

鉄道防雪林は東北から北海道にかけてよく植えられています。冬の暴風雪で線路が埋まってしまうのを防ぎます。

青森も雪がかなり積もっています。

【12本目:八戸9:30-盛岡11:18 青い森鉄道/IGRいわて銀河鉄道
接続が良すぎて乗り換え時間が4分しかなく、忙しかった…(^_^;)
今度はIGRの車両。

車内の星形の吊革。

盛岡駅到着。結構雪があります。

盛岡では幸いに30分ほど乗り継ぎ時間があるので(笑)、昼ごはんに。
盛岡と言えば冷麺!
駅地下街のお店・寿々苑。

独特の半透明な麺がツルツルしたのど越しで美味い!
考えてみたら、
1日目:札幌ラーメン
2日目:長万部かにめし、北海道限定カップ焼きそば
3日目:青森のっけ丼、盛岡冷麺
と各地のグルメを堪能していますね。
お陰で八幡屋礒五郎の七味の出番がなかなかありません。

【13本目:盛岡11:54-一ノ関13:29】
ここからJR東北本線
ロングシート車で座席が少ないのですが何とか座れました。

紫波(しわ)中央駅。紫波町の中心地ですが、駅前に広がっていた塩漬けの土地を「オガール」という複合施設(お店・図書館・体育施設など)に再開発した場所です。
国の補助金に頼らずに、地元の行政と民間企業がタッグを組んで、ちゃんと稼げる施設を造って運営しています。地域活性化の成功例として有名で、私も以前の旅で下車して見学したことがあります。
これに比べて、国の補助金をもらってでかい施設を建てて、その後に維持費用が地域の重荷になっている例が何と多いことか…。地元の人たちがちゃんと頭を使って、よく考えないといけません。

花巻空港駅。その名の通り空港アクセス駅ですが、空港の向こう側にある花巻農業高校の敷地内に、宮沢賢治が住んでいた家を移築した「賢治先生の家」があります。花農の高校生達が大先輩の家をきちんと手入れしていて、自由に見学できます。
駅からちょっと距離があるのですが、ちょうどこんな冬の日に雪を踏みしめて歩いて行った思い出があります。

花巻駅。花巻と言えばやはり宮沢賢治で、郊外にある宮沢賢治記念館へはバスが出ています。
(記念館へは新幹線の新花巻駅の方が近いです)
私も賢治作品が好きなので、記念館は3回行きました。
花巻駅からは三陸の釜石へ釜石線が伸びていますが、賢治の時代は軽便鉄道でした。有名な「銀河鉄道の夜」の鉄道のイメージのヒントになったに違いありません。

北上駅。新幹線との乗り換え駅です。
ここから北上線奥羽山脈を越えて横手まで繋がっています。
今回の日本縦断で、奥羽本線北上線周りのルートも考えたのですが、
青い森鉄道IGRいわて銀河鉄道を通らないので、青春18きっぷが使える)
列車の接続があまりに悪くて時間がかかりすぎるのでやめました。
まあ、普通列車で日本縦断する人のことなんて考えてダイヤ組まないですよね…

水沢を過ぎて、雪はほとんど無くなりましたが、雪雲が空を覆っています。

一ノ関に到着。今度も乗り継ぎが20分あるので余裕です(^_^)

一ノ関からは太平洋側に大船渡線が走っていますが、海岸沿いの区間東日本大震災で被害を受けて、鉄道での再開を断念。BRT(専用道を走るバス)になりました。そちらも一度行ってみたいです。

【14本目:一ノ関13:50-小牛田14:37】
帯が紫(岩手カラー)から緑(宮城・福島カラー)になりました。

この辺りまで来ると、雪が全然ありません。

【15本目:小牛田14:45-仙台15:31】
青森からずっと2両編成でしたが、ここで4両に増えました。

短い区間で乗り換えが続きますが、北海道の気動車と違って電車なので、軽快なスピードで南下していきます。

松島駅の南で、海に浮かぶ島々がちょっとだけ見えました。
日本三景の一つ・松島の観光はこれで完了(笑)

ちなみに松島も3回ほど行ったことがありますが、海にポコポコと浮かぶ小島とそこに生えた松が、タコ焼きを連想させます(^_^)
東日本大震災の時は、その数々の小島が津波を食い止めたお陰で、松島海岸は大きな被害がなかったそうです。

街になってきました。間もなく仙台駅。

【16本目:仙台15:34-原ノ町16:54】
わずか3分の乗り換えだったので猛ダッシュ。何とか間に合って座れました。
ああ、牛タン食べたかった。ずんだシェイク飲みたかった…
ここからは常磐線、太平洋岸周りで南下します。

名取駅からは仙台空港アクセス線が伸びています。

岩沼駅東北本線と分かれて常磐線へ。阿武隈川を渡ります。

そろそろ日没

山下駅付近。常磐線のこの辺りは、東日本大震災津波で大きな被害を受けました。
そのため線路が内陸側へ移設されて高架になり、駅も移動しています。

新線の区間は高架が多いです。

相馬駅。相馬野馬追のお祭りで有名。

仙台行きの特急ひたちとすれ違い。
仙台行きのひたちは震災による常磐線の不通で無くなっていましたが、2020年に復活しました。

原ノ町駅に到着。乗り継ぎ時間は30分あまり。

こちらも馬追まつりの幕が。

駅の跨線橋も蔵のデザイン。観光したかった…

30分あるので何とか夕御飯を…と思ったのですが、残念ながら駅そばは無し。
電車内のネット検索で駅の反対側にラーメン屋を見つけていたので、歩道橋をダッシュで跨ぎます。
ちょうど17時開店の一番客として飛び込んで、メニューを開いて先頭にあった醤油ブラック麺を注文。
醤油ラーメンというとあっさり味のイメージですが、こちらは濃い醤油の黒いダシで、胡椒が大量にかかっていて何度かムセました。揚げた鳥皮とモヤシのトッピング。
急ぎの食事になってしまいましたが美味かったです。
ブラックな醤油ラーメンは最近よく聞きますが、流行りでしょうか?

駅のそばにあって良かったです。灯う家(とうや)さん、ありがとうございました。

【17本目:原ノ町17:29-いわき18:58】
E531系。ついに首都圏の電車です。

浪江駅ですれ違い待ち。
この辺りはまだ帰宅困難区域があちこちにあります。

いわき駅に到着。ちょっと改札を出て、飲み物だけ買い物。

いわきFC、強かったな〜。スポーツ企業がバックアップするフィジカルトレーニングの成果か、シーズン最後までずっと落ちなかったですね。
わが松本山雅は最後まで追いつけず、昇格できませんでした。

【18本目:いわき19:08-水戸20:44】
常磐線が緑ラインになって、本当に首都圏っぽくなりました。10両もあります。

「次はウエダ」。まだ上田へは帰りませんよ。「次は植田」です。

大津港駅で通過待ち。
ここから茨城県。ついに関東に突入!

勝田駅。駅そばがありましたが、残念ながら営業は20時まで。
先日この勝田まで小旅行して、ひたちなか海浜鉄道に乗りました。

水戸に到着。だいぶ夜も更けてきました。

【19本目:水戸21:00-上野22:55】
ようやく今日最後の電車、上野行きです。

石岡駅石岡市には気象庁地磁気観測所があって、地球磁場の変化を長期間観測しています。世界に4カ所しかない観測所の1つです。
直流電流の周囲で発生する磁場がこの観測に影響してしまうため、石岡付近を走る常磐線つくばエクスプレスの架線電圧は交流になっています(関東鉄道常総線気動車なので問題無し)
首都圏の他の区間は直流電圧が多いため、常磐線などを走る電車は交流・直流両用車になっています。

ひたち野うしく駅。1985年に開催されたつくば万博の際の臨時駅・万博中央駅の跡地に、1998年に造られた駅です。
つくば万博の時は私は高校生でしたが、春休みに上田から旅して来て、水戸友部のユースホステルに泊まって観に行きました。
各パビリオンがすごい行列だったので、いかに効率的に廻るか、夜にユースで会場マップを見ながらあれこれ作戦を立てました。ユースで同宿した人と一緒に廻ったりもしたなあ…

我孫子駅からは、地下鉄千代田線に乗り入れる緩行線が並走。
地下鉄の車両を見ると「東京に来た!」気分になります。

江戸川を渡って、東京都に突入!
向こうにはスカイツリー。3日前には飛行機から見下ろしてました。

青森から750km、15時間かかって、ついに上野に到着。長かった〜(^_^;)
3日前に羽田から稚内まで、飛行機で2時間で飛んだのですが、その距離を3日間かけて帰ってきたことになります。
帰りの方が何倍も濃密な旅でした。改めて日本の「広さ」を実感します。
「日本は狭い」なんて言っている人、一度でいいから普通列車の旅をしてみなさい!(笑)

上野駅そばのホテルに入りました。
明日からは日本縦断の後半戦。東海道を西へ下って、次の目標は関西です!

日本縦断の旅2日目(2022/12/29)

Facebookに過去に書いたものの再録です。



朝の札幌駅。雪が舞っていて、稚内より寒いです(^_^;)

急遽声をかけていただいて、IchigoJam仲間のHondaさん、佐々木さんとスターバックスでミニオフ会。朝食を食べながら面白い話をいろいろ聞かせていただきました。ありがとうございました。


【5本目:札幌955-手稲1011】
今回は函館本線、いわゆる「山線」を回って南下します。小樽から先は初めて乗ります。

【6本目:手稲1025-小樽1047 エアポート快速95号】
札幌で直接この電車に乗っても良かったのですが、手稲行きがガラガラだったので先に乗りました。
エアポート快速はめちゃ混みで座れませんでした。手稲行きに乗っておいて良かった…

日本海に沿って走ります。
この辺りは、炭鉱の石炭を小樽港(旧手宮手宮駅)へ運ぶため、北海道で一番早く鉄道が敷かれた区間です(1880年

【7本目:小樽10:53-倶知安12:12】
帰省ラッシュと観光客が重なってめちゃ混み。何とか座れました。
まあ私も観光客ですが(目的地は枕崎w)

雪山を越えて走って行きます。まさしく「山線」。

小沢駅ですれ違い待ち。倶知安方面から来る列車が遅れている模様。
この小沢駅から日本海側の岩内まで、かつて岩内線が出ていましたが、1985年に廃止されました。
今乗っている函館本線山線ルート(長万部〜小樽)も、北海道新幹線が札幌まで延伸された際には廃止になることがほぼ決まりつつあります。それもあって今回乗ってみました。

倶知安に到着。白銀の世界!

雪に埋もれていますが、恐らく転車台。

【8本目:倶知安12:35-長万部14:11】
たった1両の気動車が地獄絵図でした(^_^;)
小樽からきた2両+倶知安から乗る人で車内はぎゅうぎゅう詰め。乗れずにホームにとり残される人もいて、車掌が「乗りましたら中へ詰めてください」と何度も必死にアナウンス。
ようやく発車してからも、途中駅に停まる度に、通路に立っていた私も一度ホームに降りて、下車する人を通して、また乗って。
ある駅では、まだ乗れない人がホームにいるのに、我関せずと通路でスマホをいじっている若者がいたので、
スマホいじってる人、今そんなことしてる場合じゃないから!非常事態だから!10cmでいいから詰めて!」
と注意してしまいました。
私もたくさん旅をしてきて、非常事態に遭ったことは何度もあります。こういう時は全員で協力しないとどうにもならないのです。
長万部駅には15分遅れで到着。
山線でまさかこんなことになるとは…(^_^;)
別な意味で忘れられない思い出になりました。

ちなみに、外国人観光客もたくさん乗っていたので、日本語のアナウンスが通じていなかった可能性があります。スマホの若者は明らかに通じていて、詰めてくれましたが。

長万部駅のそば、有名な駅弁「かにめし」を作っている「かにめし本舗かなや」。

直売所でかにめしと味噌汁を買って、隣にある部屋「自由席」へ。
なんと列車のような座席で食べられます。

カニフレークがぎっしり詰められたご飯。
ご飯の味と味噌汁の温かさが、地獄絵図の列車で疲れた身に染み渡りました。美味かった…(^_^)


【9本目:長万部15:47-函館17:13 北斗14号】
長万部からは特急に乗ることに。
普通列車だと長万部で2時間待ちのダイヤだったので、この区間はもともと特急に乗ろうと思っていました。が、あの地獄絵図を見て(^_^;)、慌てて指定席を取りました。席が残っていて良かった…

特急北斗も車内は超満員。私の指定席だけポツンと空いていたので、たまたま長万部で降りた人がいたのでしょう。ラッキーでした。

この様子を見るに、北斗の席が取れなかった人が山線ルートへ回ったのかもしれません。
今の時代、北海道へ来る人はまず新千歳空港に降り立って、そこから放射状に道内各地へ行くのでしょう。昔の青函連絡船の感覚だと長万部→函館は逆方向なので、こんなに混むとは思っていませんでした。

内浦湾に沿って列車は走ります。天気が良ければ素晴らしい車窓の区間なのですが。



函館に到着。
函館本線の0kmポスト。ここから山線、札幌を経由して旭川まで458km続きます。今回の旅で全線完乗したことになります。

函館駅構内をダッシュしてタクシーに乗り、フェリーターミナルへ。

【10本目:函館港18:00-青森港21:50 青函フェリー
タクシーでダッシュしたお陰で間に合いました。
吹雪の中、フェリーに乗船。ついに北海道を離れます。

じゅうたん席。寝れる〜(^_^)

椅子席もあります。

北斗の車内から電話でフェリーを予約したのですが、船内は空いています。航送される車は何台かいましたが。さすがにこの時間に津軽海峡をフェリーで渡る人は少ないか…

舫い綱が解かれていよいよ出航。

船から見る函館の夜景。本当はゆっくり見て回りたかったのですが、残念ながらこれで函館観光は終わり。
さらば北海道! 楽しかったよ〜(^_^)/~~~

次に到着する青森港フェリーターミナルは、市街地からちょっと離れています。
昼間なら連絡バスがあるのですが、今回は夜10時到着。
こんな時のためにフェリーと提携したタクシーサービスがあって、船内の専用電話(無料)でタクシーを予約できます。

じゅうたん席でしばらく仮眠して、のそのそと起床。
函館ダッシュのお陰で無事にフェリーに乗れたのですが、また御飯を食べ損ねた訳です(笑)
この船にレストランはありませんが、探検していたらお湯と電子レンジのサービスを発見!
(自販機で売っているカップ麺用)

ここで登場するのが、今朝のミニオフ会でHondaさんから差し入れにいただいた、北海道限定品のカップカレー焼きそば!
(+非常用にコンビニで買っておいたパン)

パンチが効いたカレー麺と共に、人の情けが身に沁みました。本当にありがとうございましたm(_._)m

出航から3時間半、青森市の明かりが見えてきました!(^_^)
iPhoneのカメラ、ちゃんと撮れるのがスゴい。

青森港へ入港

本州に上陸!(^_^)

青森港フェリーターミナルからタクシーに乗って、青森駅そばのホテルに入りました。
今日はミニオフ会でまったりと始まったものの、山線で地獄を見て(^_^;)、それでも何とか北海道を離れて本州に上陸できました。良かったです。
明日はまた朝早いので、すぐ寝ます。東日本をひたすら南下して、目標は東京です!