DakeJacket互換のロボットカー基板「SanadaDakeCar」を作りました。IchigoDakeをさして、BASICプログラムで走ります。
【IchigoJam】SanadaDakeCar
SanadaDakeCarは基本的にDakeJacket互換機です。IchigoDakeを差すとIchigoJam相当になります。
SanadaDakeCarにキーボードやモニタを付けてプログラミングすることもできますが、別途IchigoDyhookなどでIchigoDakeにプログラムを入れて、そのIchigoDakeをSanadaDakeCarへ差しこんだ方がやりやすいでしょう。
前輪はボールキャスター、後輪はサーボモーター駆動です。三輪車です。
過去に後輪がギアボックスのロボットカーを子ども向け教室で作ったことがあるのですが、子どもたちがギアボックス工作にものすごく苦労していました。
それを踏まえて、SanadaDakeCarはローテーションサーボ直結の車輪にしてみました。走行距離などがきっちり決められる利点もあります。
車体前面の左右に路面センサー(フォトリフレクタ)を付けると、ライントレースができます。
車体前面にセンサーやサーボモーター用のオプション端子があります。
かにロボコン機体にも使うことを想定していますが、実際にどこまでできるか…?
車体後部にもモータードライバICとモーターのパッドがあります。
基板データ(2020/8/7更新)
*基板サイズは170×75mmです。サイズが大きいので製作費が割高になります。ご注意ください。
*この基板ガーバーデータは、CC BYライセンスとします。どうぞご利用ください。
(C) 2020 Shiro Saito (https://www.ichigojaman.jp)
材料
SanadaDakeCar本体
- LPCマイコン LPC1114FDH28
- 分割ロングピンソケット(メス) 1×40(40P)・赤
- カーボン抵抗(炭素皮膜抵抗) 1/4W2.4kΩ (100本入)
- 絶縁ラジアルリード型積層セラミックコンデンサー 0.1μF50V2.54mm (10個入)
- 基板用スライドスイッチ SS-12D01-VG4
- 基板用マイクロUSBコネクタ(電源専用)
- 基板取付用USBコネクタ(Aタイプ メス) ×3個
- 圧電スピーカー(圧電サウンダ)(13mm)PKM13EPYH4000-A0
- 基板用RCAジャック(黄)
- 低損失三端子レギュレーター 3.3V1A TA48033S
- 電池ボックス 単3×4本 リード線
- 360°連続回転サーボ(ローテーションサーボ) FS90R ×2個
- タイヤ FS90R対応 ×2個
- ボールキャスター(2セット入)
オプション・路面センサー用
プログラム
ライントレース
10 'Line Trace 20 OUT 3,0:OUT 4,0 30 @LOOP 40 PWM 3,155:PWM 4,145 50 IF IN(1) PWM 3,150:PWM 4,125 60 IF IN(4) PWM 4,150:PWM 3,175 70 WAIT 3 80 GOTO @LOOP
PWM3:左車輪サーボ。150で停止(誤差あり)、+αで前進、-αで後退
PWM4:右車輪サーボ。150で停止(誤差あり)、-αで前進、+αで後退
IN1:左路面センサー。1で路面黒、0で路面白
IN4:右路面センサー。1で路面黒、0で路面白