SHIROのIchigoJam日記

マイコン「IchigoJam」(イチゴジャム)の電子工作とプログラミングをメインに

日本東西縦断の旅:8日目(1/2)

朝の高知駅前。巨大な銅像が3体。
左から武市半平太先生像、坂本龍馬先生像、中岡慎太郎先生像だそうです。以前に来た時は無かったと思うのですが、いつできたんでしょうか。
銅像と言えば、市の南側の桂浜にある、太平洋を見据える坂本龍馬像が有名ですが、高知駅からはバスでちょっと時間がかかります。「桂浜へ行けない人はここで写真を撮って」ということでしょうか?

像の写真を撮って観光案内所で見せると、ポストカードがもらえるそうです。残念ながら案内所が8:30〜なので、今回は間に合いませんが。

【40本目:高知820-窪川926 しまんと1号】
高知から先の土讃本線は列車本数が少ないので、やむなく乗車券と特急券を買って特急に乗ります。
高知駅の接近メロディーが「アンパンマンマーチ」で、列車は軽快に入線します。

しまんと号は2両編成。1号車の前半分だけが指定席、それ以外は全て自由席。

伊野駅付近。とさでんの市電が並行して走ります。
市電の東端の駅が後免町駅、西端が伊野駅。
「ごめん」→「いーの」というお話でした。

須崎に到着。海際の街ですが、湾に沿って港や工場が並んでいて、「工業の街」という感じ。

ちょっとだけ海が見えました。

窪川駅で下車。

向こう側が土佐くろしお鉄道の駅舎。停まっている列車は中村行き。

そしてこれから乗る予土線の列車がこちら。何と新幹線形!
この車両が予土線にいることは知っていたんですが、運用でどの車両が来るかわからなかったので、今日は大当たりです(^_^)

車両はとりあえず置いておいて、予土線の時刻表。一日4本のみ。
この列車は10:43発なので、これから1時間以上待ちます。

待ち時間があるので、周辺を散策することに。
窪川駅の駅舎。

手前がJRの駅舎、向こうが土佐くろしお鉄道の駅舎。2つに分かれています。

この窪川駅から先(図の右側)の路線はちょっと複雑です。
1つ先の若井駅を経由して右上に行くのが土佐くろしお鉄道
若井駅から分かれて左下の宇和島方面へ行くのがJR予土線
つまり予土線宇和島方面へ行く人は、窪川〜若井の1駅間だけ土佐くろしお鉄道に乗ることになります。

JR駅舎内の運賃表。
JR窪川駅では、若井駅経由で予土線方面へ行く切符は通算の運賃で買えます。
が、私のように青春18きっぷ予土線方面へ行く人は、窪川〜若井の1駅分だけの切符を買いたいのですが、それはここでは買えません。
隣の土佐くろしお鉄道の駅舎へ行く必要があります。

というわけで、土佐くろしお鉄道窪川駅へ移動。
改札内でも移動できます)

駅舎の中。自動券売機は無いので、窓口で切符を買います。

窓口で買った切符。車内で車掌さんから買うのと同じ補充券でした。若井まで210円。

窪川駅で長時間待つ人の参考に。
駅舎内にカフェがあります。が、年末年始休み。

駅周辺にコンビニなどはありませんが、数分歩いた所にツルハドラッグが営業していました。パンなど最低限の食糧は調達できます。

【41本目:窪川1043-宇和島1329】
ようやく予土線が発車。早く乗り込んだおかげで展望席です(^_^)

若井駅。1面1線の駅で、分岐駅の雰囲気ではありません。

その先の信号所で線路が分岐。
左側の上っていく線路が予土線宇和島方面。
右側のカーブして下っていく線路が土佐くろしお鉄道の中村方面。ループ線で山を下って行きます。

さて、ただいま乗車中の新幹線形車両を改めてご紹介。

丸い鼻の部分は展望席になっていますが、ドアに鍵がかかっていて出られないようです。

車内の様子。「RAILWAY MUSEUM」というコンセプトのようで、床にはSLの図面が描かれています。

そして鉄道模型の展示。
Nゲージより大きく、HOゲージのようです。

四国の鉄道の歴史を辿っています。

車内の乗客は7〜8人。ほとんど旅行者か鉄道好きのようで、車内や車窓の写真を撮っている人が多いです。

土佐大正駅。行き違いのため何と24分停車。

時間があるので駅に降りてみました。木造の立派な駅舎です。
予土線の列車内にはトイレが無いのですが、この駅はトイレがあるので、トイレ休憩のチャンスかも。

立派な窓口があって、駅員さんがいます。

どうやら周辺のバス路線のターミナルになっているようです。

対向列車が来ました。が、まだ10分以上停車します。列車の運転士さん2人はホームで立ち話(^_^)

対向列車は「しまんトロッコ」号。シーズンにはトロッコ車両を連結して走るようです。

四万十川に沿って、山を上って行きます。

土佐昭和駅大正駅の次が昭和駅なのが面白いです。

「日本最後の清流」四万十川は、今日は穏やかです。

時折、四万十川を鉄橋で渡ります。

江川崎駅付近。四万十川のカヌーなど川遊び観光の中心地です。

江川崎駅で3分停車。

江川崎からは四万十川を離れて山越えです。

真土(まつち)駅。ここから愛媛県

愛媛県に入って、地元民の乗客もだいぶ増えてきました。
しかし分水嶺はまだのようで、列車はまだまだ上って行きます。

近永(ちかなが)駅で7分停車。

これはもう、実質トイレ休憩だと思います。

外に降りてみました。

ちゃんと窓口に駅員さんがいます。

対向列車が来ました。今回は本当に行き違い待ちだったようです。

宇和島駅に到着。最後は寝落ちしてしまって、分水嶺がどこなのか確かめられなかった…(^_^;)

既に昼を過ぎていて、ご飯を食べたい時間。宇和島と言えば鯛めしが有名なのですが、今回は乗り継ぎ時間が微妙です。
そんな訳で、駅のkioskセブンイレブン)でおにぎりとじゃこ天を購入。じゃこ天も宇和島の名産です。車中で食べたいと思います。

【42本目:宇和島駅前1404-大洲駅前1508 宇和島自動車バス】
宇和島からの予讃本線の列車本数が少なく、いい接続の列車が無かったので、バスに乗ります。
松山行きの急行便です。特急だと西予宇和ICからずっと高速道路を行くようですが、急行は大洲まで下道を行くようです。今回は大洲駅に行きたいので、都合が良いです。

席に座って、先ほど買ったじゃこ天をさっそく賞味。
じゃこの旨味がぎゅっと詰まっていて美味い(^_^)

時々左側に瀬戸内海が見えます。

山の斜面にはミカン畑がたくさん。さすが愛媛県

伊予大洲駅に到着。大洲は「おおす」ではなく「おおず」と濁って読みます。
駅の外に出るのは生涯2回目。

駅前に、青色LED開発で有名な中村修二氏のモニュメント。小中高と11年間大洲にいたそうです。

大洲は特急も止まる駅で、ホームがかなり長いです。

予讃本線は大洲から、瀬戸内海沿いに走る旧線と、内陸の内子周りで走る新線に分かれます。
新線の方が列車の本数が多く、時間も早いのですが、あえて旧線を走る列車に乗ります。
旧線は「愛ある伊予灘線」の愛称が付いています。旧線には初めて乗ります。

【43本目:伊予大洲1535-下灘1620】
旧線「愛ある伊予灘線」の列車に乗車。

大洲の次、五郎駅
そういえば小さい頃に家で飼っていた犬はゴローと言いました。私・史郎の弟分扱いだったようです。いや、私が犬の兄扱い?(笑)

伊予長浜で3分停車。

伊予長浜を過ぎると、瀬戸内海が見えてきます。

目的地・下灘駅に到着!…したのですが、ものすごい観光客の数にちょっと萎えました(^_^;)
(来ている自分はさておき)

瀬戸内海の風景が綺麗なので、CM・映画・アニメなど様々な作品に使われている有名な駅です。が、こんなに集まっているとは…

瀬戸内海の島々。

冬なので、夕陽が南側の山へ沈んでいきます。夏だと海に沈む夕陽が見られるようです。

有名な「海を望むベンチ」で写真を撮る人たち

下りの伊予大洲方面の列車が到着。みんな撮りまくり。

細い道路を通ってたくさんの車がやって来ます。列車の本数が少ないので、多くの観光客は車で来ているようです。これはオーバーツーリズムを心配するレベル。何か対策を考えないといけないでしょう。

北方の海。向こうに見える市街地は伊予市松山市方面。
海との距離で言えば信越本線青海川駅などの方が近いですが、高台から海が見下ろせるのと、路線が単線非電化で邪魔な架線や防壁が無いのが、素晴らしい風景を生んでいます。

昔はこの線路が予讃本線の本線で、松山〜宇和島の特急列車もここを走っていました。多くの人がこの駅を車窓から眺めていたことになります。

駅舎内の注意書き。みんな守ってや!
でも外国人観光客も多いですが…

陽が落ちてだんだん寒くなってきましたが、観光客が減りません。多くの人は車でやってきて、何枚か写真を撮ったら帰るようですが、後から後から車がやってきます。

灘駅の時刻表。上り・下り9本ずつ。
私は次の列車まで1時間半待ち(^_^; なので長居していますが、北海道仕様の重装備なので寒さは全然平気です(^_^)v

綺麗な夕焼け。

駅の照明が点きました。

松山市街方面も夜景になってきました。

【44本目:下灘1749-松山1850】
長居した下灘駅を出発。この時間になっても観光客がすごい…(^_^;)

松山駅到着。今日は道後温泉にお泊まりです(^_^)v

JR松山駅前電停から、道後温泉行きの市電に乗車。LRTの車両が来ました。車内は観光客でいっぱい。

運賃は大人200円、子ども100円の全線均一。ICカード伊予鉄のカードのみで、Suicaなどの他社カードは不可。
ただ、スマホの「みきゃんアプリ」での支払いは可能。市内の様々なお店で使えるらしいので、地元市民はこれを使う人が多いんじゃないでしょうか。

路線は5系統。道後温泉行きの系統には、SLを模した「坊っちゃん電車」が1日1往復走っています。

道後温泉電停に到着。立派な駅舎。

坊っちゃん電車がいました。

道後温泉のメイン通り。

まずは夕御飯!と、道後温泉駅そばの「松山鯛めし 秋嘉」へ。入口でだいぶ待たされて入店。
宇和島で食べ損ねた鯛めしにやっとご対面!
ただ、宇和島の鯛めしは鯛の切り身をご飯に乗せて食べるのですが、松山鯛めしは炊き込みご飯です。

鰻のひつまぶしのように「そのまま」「薬味で味変」「最後はお茶漬け」と3段階でいただくようです。

最後のお茶漬けまで美味しくいただきました。鯛の甘味と旨味が美味かった!

いったんホテルに入って、温泉に入ろうと外出。
道後温泉と言えば「道後温泉本館」だろうと行ってみたらなんと休み。改装工事中とは聞いていましたが…

そんな訳で、新しくできた「別館 飛鳥乃温泉」へ。新しくてかなり綺麗。

大人610円。温まりました(^_^)

縦断の旅8日目はこれで終了。
明日はいよいよ九州へ上陸します!