SHIROのIchigoJam日記

マイコン「IchigoJam」(イチゴジャム)の電子工作とプログラミングをメインに

東北冬の旅:2日目(2/14)

朝の宮古駅。駅舎の隣に三陸鉄道の本社があって、公式グッズ販売店もあります。
「冬の東北を楽しもう」という目論見で来たのですが、昨日・今日とえらく暖かいです。TVの天気予報によると4月の陽気だとか。

9:23発の久慈行きに乗ります。

レトロな車両が来ました。

内装はこんな感じ。

佐羽根駅。山の中の駅で「熊出没注意」。

田老駅。向こうに高い堤防が見えます。
田老は昔から津波の被害に遭ってきました。そのため、町の街路を山へ向かって放射状に作ってすぐ避難できるようにしたり、「東洋一の大堤防」を築いて町を守ってきました。
しかし東日本大震災の大津波は、その堤防を遥かに越えて大きな被害をもたらしました。現在の堤防はさらに嵩上げされています。

普代駅。道の駅が併設されています。
田老〜普代は三陸鉄道になって開通した区間です。田老以南、普代以北は国鉄時代にできていました。

堀内(ほりない)駅手前の大沢橋梁で列車は一時停止。観光名所のようです。海が綺麗。

山側には国道45号の堀内橋梁。アナウンスによると、このアングルの写真が三陸鉄道のパンフレットなどでよく使われているそうです。

続いて安家川橋梁。渡っていると見えませんが、三陸鉄道最長の橋梁だそうです。

野田玉川駅。大阪にありそうな駅名(笑)
松原の向こうに太平洋が見えます。

陸中野田駅。ここも道の駅が併設。
野田は塩田での塩作りが有名で、かつてはここで作られた塩を街道で盛岡方面へ運んでいたそうです。

久慈駅に到着。
八戸線が5分乗り換えだったのですが、対向の下り列車が遅れていて、こちらも10分ほど発車が遅れる見込み。単線なので仕方なし。

時間ができたので、駅の外に出てみました。

結局11分遅れで久慈駅を発車。
次の陸中夏井駅。車掌車流用の駅舎。

有家(うげ)駅。海を望む駅。

しばらく海際を走ります。

向こうのお堂が建っている島が蕪島(かぶしま)。ウミネコの繁殖地として有名で、30年前のGWに訪れた時は、足の踏み場も無いほどたくさんのウミネコがいました。当時はあんなに立派なお堂じゃなかったですが。今はオフシーズンなのでウミネコはいません。
昔はその名のとおり島でしたが、昭和17年に旧陸軍によって埋め立てられて陸続きになったそうです。

本八戸駅八戸市の中心地。車内は高校生でいっぱい。

八戸駅に到着。昼御飯に改札横の駅そばへ。

三陸磯のりそばを注文。磯の香りがスゴい! 美味しかった(^_^)

青い森鉄道(旧東北本線)の青森行きに乗車。

青森県に入って、乙供駅付近。雪がだいぶ増えてきました。と言ってもこの時期の青森としては少ないと思います。

野辺地駅。日本最古の鉄道防雪林。
ここからは下北半島を北上する大湊線が走っています。今回の旅で、大湊線に乗って恐山や大間崎へ行ってみたかったのですが、恐山へ登るバスが冬季は運休だそうで、結局やめました。

青森駅に到着。一昨年の日本南北縦断の時は工事中でしたが、立派な駅ビルが出現。(まだ工事中のようです)

駅の北側、ビーチにそびえる青森ベイブリッジ

青函連絡船の八甲田丸と、貨車を積み込む可動橋。
青森駅から貨車を積み込んで函館へ運んでいました。

説明看板

八甲田丸。日本南北縦断の時は年末年始休館でしたが、今日は入れます(^_^)

チケットを買って入館。
二等船室の雑魚寝フロアだった所が、青森の文化展示になっています。展示よりもフロアの方が懐かしい(^_^)
私が青函連絡船に乗ったのは、廃止直前の85~87年です。

かつての青森駅の時刻表。上野や大阪へたくさんの列車が走っていました。

運賃表。今では廃止されて無くなった路線も。

青函連絡船についての展示室へ。

かつての一等座席が上映フロアに。

読書灯も付いていて、当時としてはぜいたくな座席。

そうそう、昔の青森駅はこんな駅舎でした。

4Fに上がって操舵室。私が乗った時はもちろんこんな部屋には入れませんでした。

操舵室から船首方向。

無線室。

操舵室から上甲板へ出られるのですが、冬季は閉鎖中。

下のフロアへ下って、車両甲板。鉄道貨車を積み込んで運んでいました。
これは貨物列車の車掌車。現在は各地で駅舎に再利用されています。

説明看板

郵便車

特急型気動車

ディーゼル機関車

船底のエンジン。これが動いて私たちを運んでくれていました。

機関の監視室

発電機

八甲田丸、懐かしく楽しませてもらいました。

青森駅のホームから八甲田丸へ続く跨線橋。上の通路は新しいですが、階段部分は当時のまま。この通路を走ったなあ…
※夜行列車で上野から青森に着くと、この通路をダッシュして青函連絡船乗り場へ行ってチケットと席を確保、船が函館に着くとまた通路をダッシュして函館駅のホームへ行って特急の自由席を確保、という「青森走り」「函館走り」が当時行われていました。

今日のお宿は、ホテルセレクトイン青森です。
https://select-hotels.jp/aomori/

珍しくホテルを紹介しましたが、このホテル、夕食の時間帯にカレーサービスがあります。何と無料!(チェックイン時にチケットをくれます)
プラスチックの容器とスプーンですが、セルフサービスなので好きなだけ盛れます。美味い(^_^)
ほかにもチェックイン時に菓子パンを1個サービスしてくれたりして、なかなか個性的なホテルです。

今日の旅はここまで。
明日は青森県内を観光しますが、天気が崩れて午後から雪になる予報。どうしようか…?