朝の別府駅前。「手湯」がやっていたので入浴してみました。温かい(^_^) でも「混浴」って(笑)
今日はいよいよ、ゴールのたびら平戸口駅を目指します。
【49本目:別府駅前820-由布院駅前913 亀の井バス】
別府駅前から由布院駅行きのバスに乗ります。
由布院へは大分経由でJR久大本線でも行けるのですが、別府からだと大回りになるので、バスで山越えする方が速いです。久大本線は本数が少ないですし(^_^;)
だいぶ上ってきました。別府の街を見下ろします。
山道を上って行きます。
別府ロープウェイ。標高1300mまで上り、絶景だそうです。公式サイトによると山頂は積雪1cm。
そろそろ峠。そびえる由布岳。
峠を越えて下り。湯布院の街が見下ろせます。
由布院駅に到着。シックなデザインの駅舎ですが、ただいま工事中。
ちょっと複雑なのですが、観光地として有名な地名は「湯布院」。しかし駅名は「由布院駅」、行政区画としては「由布市」です。
【50本目:由布院924-豊後森958】
久大本線の久留米行きで西へ。
恵良駅の手前、宮原(みやのはる)線の廃線跡の築堤。1984年に廃止。
久留米行きの列車だったのですが、ちょっと観光したいので豊後森駅で下車。ここもすごいシックな駅舎。
駅舎内。
豊後森機関庫公園。九州で唯一、扇形機関庫が現存しています。
映画「すずめの戸締まり」で、最初の扉のシーンのモデルになったと言われる場所です。扉のモニュメントは映画後に作られたのでしょう。
説明看板
機関庫は廃墟になっていて、却って生々しいです。
転車台
小さなミュージアムが併設されています。
縁の品々の展示
往時の豊後森機関庫の模型
ミュージアム内の説明看板
ミュージアムの半分はイベントスペースになっています。
プラ板で列車などの小物を工作する教室を開催しているようです。
鉄道に関する書籍や雑誌。こういうの読み出すと止まらないんだよ〜(^_^;)
3〜11月にはミニ列車が走るようです。
改めて撮影、「すずめの戸締まり」モニュメント。木のイスもいます。
公園のすぐ脇を走る、特急ゆふいんの森号。
公園の隣、かつての機関庫の施設をリニューアルしたカフェ「森のクレヨン」。
お昼ご飯を食べようと入店。
席から久大本線の線路と機関庫公園が望めます。鉄道好きにはたまりません(^_^)
おろしとんかつのランチプレート。サクサクしたとんかつが美味い(^_^)
線路や機関庫を眺めながら食べれば、何でも美味しいんですが(笑)
お昼時になって、機関庫公園にだいぶ人が増えてきました。子どもを連れた家族連れも多いので、恐らく車で来ているんでしょう。豊後森駅も列車の本数が少ないので。
カフェの前の展望デッキ。線路や機関庫がよく見えます。
豊後森駅方面。ちょうど列車が来ます。
大迫力の特急ゆふいんの森号でした。
豊後森駅に戻ってきました。
駅の時刻表。久留米方面は、私が乗ってきた9:59の普通の後は、12:32の特急まで2時間半列車がありません(^_^;)
だからこそ、機関庫公園やミュージアムを見学して、カフェでゆっくりご飯を食べられたのですが…
そんなダイヤで仕方ないので、ここから日田まで、特急ゆふいんの森号に乗ります。
乗車券と特急券、合計で2750円。18きっぷの一日分より高い…(^_^;)
豪華特急列車に乗れるのは嬉しいですが。
入場してホームへ。こういうローカル線の駅、大好きです(^_^)
【51本目:豊後森1232-日田1259 ゆふいんの森2号】
ここから日田まで、豪華観光特急の力を借ります。
車内の様子
お任せで取った指定席ですが、先頭車でかなりの展望席(^_^) 20分ほどで降りるのがちょっと残念。
慈恩の滝。ガラスに指が反射して写ってしまった…
車内に滝の案内のアナウンスが流れて、列車は速度を落としてゆっくり走ります。さすが観光特急。
久大本線は玖珠(くす)川の渓谷に沿って走り、何度も鉄橋を渡ります。
車窓から渓谷美を楽しめますが、一方で大雨による洪水・土砂崩れで久大本線は何度も不通になってきました。
日田駅で下車。駅ではアテンダントさんがご案内。私には何とも分不相応な豪華観光特急でした。
日田の駅前。どうやら「映え」スポットのようです。
日田からは、かつての日田彦山線がBRT(バス)に転換した「ひこぼしライン」が走っています。ぜひ乗ってみたかったのですが、ちょっと接続が合いませんでした。恐らく観光特急ではなく、普通列車の地元民に合わせたダイヤなのでしょう。
【52本目:日田1314-久留米1414】
日田からは列車の本数が少し増えます。
普通列車に乗るといつも通りでホッとします(^_^)
うきは駅。2005年に浮羽町と吉井町が合併してうきは市が発足。
【53本目:久留米1420-鳥栖1427】
少しだけ鹿児島本線に乗ります。
JR九州の車両は本当にデザインが個性的です。
鳥栖駅に到着。
駅前に駅前不動産スタジアム。こんなにネーミングライツがぴったりなスタジアムも無いと思います。
Jリーグ・サガン鳥栖のホームスタジアム。鳥栖駅を通る度に見ていますが、まだ観戦したことはありません。一度行ってみたい!
長崎本線のホームへ。
新幹線リレー号が到着。武雄温泉で西九州新幹線に接続します。特急かもめで使われていた黒い787系。
【54本目:鳥栖1446-江北1535】
また黒い顔の車両が来ました。
JR九州によくある木製の座席。
お洒落ですが、ちょっと固いので長時間乗車には不向き。
車内は高校生がたくさん。授業はまだ始まっていないと思うので、部活か冬季講習なのでしょう。
吉野ヶ里遺跡公園。以前に行きましたが、立派な住居や倉庫が復元されていて、ここが古代の邪馬台国だったとしても不思議じゃないと思いました。
吉野ヶ里公園駅があるのですが2kmくらい離れているので、もう少し近くに駅を作って欲しかったです。
佐賀駅。高校生達が大量に降りて、車内が空きました。
果たしてこの駅に西九州新幹線は来るのか…?
佐世保行きの特急みどりを先に通します。
南側に広がる平野。向こうに有明海があるはずですが、遠くて見えません。
江北駅に到着。ここで乗り継ぎが1時間以上あるので、ちょっと周辺を探険することに。
駅の隣にコンテナショップ群が。さすがに貨物列車のコンテナでは無さそうですが、こうしたコンテナで簡易にお店を開店する方式、最近よくありますね。
正月4日なのでほとんどの店がお休みでしたが、うどん屋さんがやってました!
この先でご飯を食べる時間があまり無さそうなので、かなり早いですが夕ご飯を食べることに。
佐賀牛がウリの店のようなので、肉めし定食を選択。牛丼とうどんのセットなら、やっぱり八幡屋礒五郎の出番です。
うどんはコシがあってツルツル。牛丼はかなり甘いタレでしたが、八幡屋礒五郎の七味で問題無し。
特にうどんが結構量があって、さすがに腹いっぱい。ちょっと時間が早過ぎた。でも美味しかった(^_^)
駅の北側は、コンテナショップの他にもいくつか店があるようですが、基本的に住宅街。
南側の遠くには、イオンとベスト電器がある模様。
意外に「佐賀のへそ」をプッシュしているようです。
「へそがえるビッキー」の像。へそがあるってことは、君はどうやって生まれたんだい?
【55本目:江北1647-有田1725】
おお、YC1に当たりました。JR九州初のハイブリッド車両です。一度乗ってみたかった(^_^)
YCは「やさしくて、ちからもち」の略。ドカベン?(笑)
ディーゼルエンジンで発電機を回して、その電力でモーターを回して走ります。さらにバッテリーも積んでいて、モーター走行を補助します。
車内はやはり高校生がいっぱい。
床がQRコード風のデザインですが、ちゃんとしたコードではないので読めません。
そろそろ日没ですが、ゴールのたびら平戸口駅はまだまだ先です。
武雄温泉駅。ホームの向こうは特急新幹線リレー号。その向こうに対面乗り換えで西九州新幹線。
ホームに柵があることでわかるように、武雄温泉駅から新幹線リレー号に乗りたい人は、在来線側ではなく、新幹線側の改札から入らないといけません。リレー号の両側の扉を開けて乗客を乗せてもいいんじゃないかと思うのですが。
佐世保線は割と平坦に、大きな山越えもなく東シナ海側の早岐(はいき)まで続いています。
昔はこの佐世保線ルートが長崎本線でした。蒸気機関車は急な坂を上れず、昔は長いトンネルを掘る技術も無かったので、なるべく平坦なルートで線路を引いたのでした。なので佐世保線には、古いレンガ造りのトンネルなどが残っています。
有田に到着。YC1はハイブリッドカーらしく粒々LEDの前照灯。
JRはここまで。ここからは第三セクターの松浦鉄道(旧国鉄松浦線)に乗ります。
ホームの古い上屋がいかにもローカル線。
松浦鉄道の時刻表。1時間に1本程度。
【56本目:有田1738-伊万里1803 松浦鉄道】
1両のディーゼルカー。乗客もだいぶ少なくなってきました。いかにも「旅の終盤」の雰囲気です。
山々の残照
今回は松浦鉄道を全線乗ることになります。
全線乗ると一日乗車券の方が安いので、iPhoneのジョルダン乗換案内アプリから、モバイル一日乗車券をあらかじめ買っておきました。
使う日にチケットを有効にして、列車を下りる時に乗車券の画面を見せればOKです。
伊万里駅に到着。JR筑肥線とは駅舎が完全に分かれています。
有田も伊万里も焼き物が有名です。その昔に朝鮮半島から九州へ渡ってきた陶工達が、この地域で良い土を見つけて工房を開いたのが始まりだそうです。
【57本目:伊万里1813-たびら平戸口1917 松浦鉄道】
最後にレトロな車両が来ました。「レトロン号」だそうです。
車内の様子
結局、江北の後は乗り継ぎが良すぎて、ご飯を食べたり買ったりする暇がありませんでした。牛丼とうどん、食べておいて良かった…
久原駅ですれ違い。
北海道ではこうした千鳥式の互い違いのホームの駅がよくありますが、九州では珍しいかも。
松浦駅。他の乗客がみんな降りて、車内は何と私1人になってしまいました。
去年の指宿枕崎線と同じく、最後は私1人のエンディングでしょうか?
いよいよ次がたびら平戸口駅。「日本最西端の駅」とアナウンスがありました。
ついにたびら平戸口駅に到着!
結局私1人が降りて、車内は空に。
「ようこそ日本最西端の駅へ」
これで日本東西縦断、達成です\(^_^)/
東根室駅から来たんです!
東根室駅から9泊10日、乗り物を57本乗り継いで来ました。
ゴールしてみると、あっという間ですね。
駅のホームは2面3線。いわゆる国鉄型の配置です。
時刻表。次の佐世保行きは1時間後です(^_^;)
駅に鉄道博物館が併設されています。国鉄松浦線時代の物品などが展示されているそうです。この時間は当然閉館。
駅ちゃんぽんのお店もあります。食べたかったなあ…
駅舎の横には腕木式信号機とホッパー車。
駅前は住宅や会社の建物ばかりです。
道を10分ほど下ると港へ出て、平戸島方面の船が出ているようです。
ちょっとだけ道を下ってみましたが、開いている店が全然無かったので引き返してきました。
佐世保からの列車が到着。こちらは何人も降りてきました。
フラッと野良猫ちゃんが登場。
しばらく見合っていましたが、警戒心が強くてすぐ行ってしまいました。
【たびら平戸口2022-佐世保2140 松浦鉄道】
佐世保から来た列車の当駅折り返しでした。
たびら平戸口駅に1時間いましたが、結構寒かったです。北海道仕様の重装備が最後まで役に立ちました。
寂しい神田駅。いえ、「ごうだ」と読みます。
以前も紹介しましたが、松浦鉄道の中佐世保駅〜佐世保中央駅の間は、日本で一番短い駅間です。わずか200m。
今回は後方展望でノーカット動画、50秒です。
www.youtube.com
佐世保駅に到着。
松浦鉄道の時刻表。佐世保駅からはかなり本数があります。
伊万里まで行かず、途中駅止まりの列車が多いです。
今日は佐世保でお泊まりです。お疲れ様でした。