SHIROのIchigoJam日記

マイコン「IchigoJam」(イチゴジャム)の電子工作とプログラミングをメインに

日本東西縦断の旅:前哨戦(12/25)

朝の羽田空港。今日から年末年始の旅がスタートです。
前回の年末年始は、日本最北端・稚内駅~最南端の終着駅・枕崎駅の「日本縦断の旅」に挑戦して、無事に達成しました。
その旅日記が皆さんに大好評だったので(調子に乗って)、「南北の次は東西だ!」と、今回は「日本東西縦断の旅」に挑戦します。
日本最東端の駅は北海道・根室本線東根室駅、最西端の駅は長崎県松浦鉄道たびら平戸口駅です(沖縄のモノレールは除く)。その間は2900km。
南北縦断は多くの人がやっていますが、東西縦断はあまりやる人がいないので、楽しみです(^_^)
また、前回の南北縦断とは違う縦断ルートを今回は辿ってみたいと思います。
皆さんよろしくお願いします。
今日は前哨戦。東京から最東端まで移動します。

今回搭乗するのはこちら。ANA4771便、たんちょう釧路空港行き。
フライト時間は1時間半。その時間で道東まで行ってしまうのがスゴイ。
羽田空港が混むかも…と早めに来たら、搭乗口に1時間前に着いてしまいました。朝の6時台でもたくさんの乗客で混雑しています。

北海道仕様の重装備を着てきたので、羽田だと暑いです(^_^;) 汗をかいてしまったので乾燥中。

雲の上に朝日が昇ってきました。

ただいま上田は-3℃、東京は0℃、最東端・根室は-3℃。上田と根室はいい勝負。

飛行機に乗り込みました。いよいよ離陸。

北関東の山々

宮城、松島海岸

三陸海岸から太平洋上へ

“北海道の翼”AIR DOの飛行機だったので、ドリンクサービスにほたてスープがありました。美味い(^_^)

たんちょう釧路空港に到着。晴天ですが気温-10℃。

釧路の郊外、原野の中の空港です。

釧路市内行きのシャトルバスに乗車。釧路駅まで50分。950円。

原野の中を走ります。

釧路駅に到着。

列車まで時間があるので、駅近くの和商市場へ。

市場の中は賑やか(^_^)

市場内の食堂で、えびかき揚げ天丼。
かき揚げがめちゃくちゃぶ厚い!どうやって食べよう…?
エビの旨味が美味しかったです。やっぱり市場の御飯は美味い(^_^)

市場で買った魚を持ち込むと、焼いて定食にしてくれるようです。美味しそう…

好きな具を乗せて海鮮丼が作れる「勝手丼」がありました。青森の「のっけ丼」と同様のシステム。これも食べたかったなあ。

美味しそうな具の数々。

釧路駅に戻って、いよいよ列車に乗ります。

快速ノサップ、根室行き。1両のディーゼルカー

今回も、旅の前半は「北海道・東日本パス」を使います。JR北海道・東日本管内の普通列車に乗り放題。11,300円、7日間有効。

雪の原野。この時期の北海道にしては雪が少ない感じです。

最東端へ向けて、東へ東へ。

厚岸(あっけし)に到着。牡蠣で有名ですが、実は私は牡蠣の独特の生臭さが苦手です。本場で食べたら美味しいのかな…?

その牡蠣の産地、厚岸湾。

越冬すると思われる白鳥がいっぱい。

浜中駅。浜中町の中心駅。有名な観光地・霧多布(きりたっぷ)岬まで、かつてバスが出ていました。
(現在は茶内駅と厚岸駅から出ているようです)
大学時代の北海道の旅で、浜中駅から霧多布行きのバスに乗りました。終点の霧多布で降りて、岬へ向かう道を歩いていると、後ろからバスが走ってきます。どうやら夏の間だけ岬までの臨時バスが出ていたのでした。
「うわ〜、しまった。乗り損ねた」と思っていたら、そのバスが私の横で止まりました。
運転手さん「お兄ちゃん、岬まで行くんかい?乗ってきな」
そんな訳で、霧多布岬までタダでバスに乗せてもらいました。
もう30年以上前の話なので時効だと思いますが、あの時の運転手さん、ありがとうございました。人の情けに助けられた、青春時代のいい思い出です。

輝く太平洋。落石岬付近。

これが最東端・東根室駅。快速ノサップは通過。また後で来る予定。

終点、根室駅。快速ノサップのほとんどの乗客は根室まで乗ってきました。

「朝日に一番近い街!NEMURO」
根室駅は有人駅としては最東端です。
大学時代に一度来ていますが、今回2度目。

駅前のバスターミナルから、納沙布岬行きのバスに乗ります。

本土最東端・納沙布岬に到着。
一般人が来られる場所としては日本最東端です。

歯舞諸島貝殻島灯台

国後島の山。あちらはロシアです。

本土最東端で動くIchigoDyhook(^_^)
気温は-3℃。

土産物屋が営業していますが、どうやら観光客は私1人だけ。

バスで根室市街方面へ戻ります。最東端の土地でも意外に家がたくさんあって、多くの人が住んでいます。

ホテルに入ってしばらくゆっくりした後、夜の根室の街へ。喫茶店「どりあん」。

コメントで教えてもらった根室の郷土料理「エスカロップ」。ライスの上に薄切りのトンカツが乗って、デミグラスソースがかかっています。ライスには刻んだタケノコが入っていてアクセント。サラダもワンプレートで乗っています。

エスカロップの説明ペーパー。
もともと「モンブラン」という喫茶店で始まったメニューで、そこから独立した店がこの「どりあん」。
ちなみにモンブランを引き継いだ店「ニューモンブラン」が根室駅前通りにあって、本当はそちらへ行こうと思ったんですが、今日は閉まってました。
ここ10年くらいで、エスカロップは市内の様々な店で出されるようになったとのこと。

りあんの店内はまさしく「昔ながらの喫茶店」の雰囲気。星座占いの紙が出るマシン、久々に見ました。

懐かしいので久々にやってみました。
欲しい星座の穴に100円玉を入れて、レバーを動かすと占いの紙が出てきます。

ポトリと出てくる筒状の紙。

乙女座の運勢は「吉」だそうです

紙の下半分はマシンのルーレットに対応した占い。出た数字によっていろいろなアドバイスが書いてあります。
この占いマシン、私の記憶では昭和40年代からありますが、紙が補充されているということは、今でも現役なんですね…

喫茶「どりあん」ご馳走様でした。楽しませていただきました。

ホテルに戻って、今日はこれでおしまい。
明日からいよいよ「日本東西縦断の旅」スタートです!