SHIROのIchigoJam日記

マイコン「IchigoJam」(イチゴジャム)の電子工作とプログラミングをメインに

100均イルミネーションをかんたん改造

※この記事は「IchigoJam Advent Calendar 2019」に参加しています。

季節柄、イルミネーションを工作したくなる時期です。
100均のお店で売っているイルミネーションを簡単改造して、IchigoJamで光らせてみました。
今回改造するのはこちらの品。単3電池×2本でLEDが常時点灯します。

スイッチング部品として、抵抗内蔵のデジタルトランジスタDTC143EL」を使います。
まず、IN端子にブレッドボードワイヤ(信号線、写真では青)をハンダ付けします。
工作マットにテープで固定してハンダ付けするとやりやすいです。
OUT端子、GND端子には予備ハンダをしておくといいでしょう。

イルミネーションの電池ボックスで、電池のマイナス極部分につながるLEDのリード線を、ニッパでカットします。
デジタルトランジスタのOUT端子をLEDリード線側へ、GND端子を電池マイナス極側へはんだ付けします。
LEDリード線が短いので、皮をむくのはワイヤストリッパーがあると便利です。
GND端子側には、もう1本のブレッドボードワイヤ(GND線、写真では黒)をハンダ付けします。

IchigoJamのOUT2端子に信号線ワイヤ(青)、GND端子にGND線ワイヤ(黒)を挿します。

かんたんなプログラムとしては、

OUT 2

で点灯、

OUT 0

で消灯します。

10 OUT 2
20 WAIT 30
30 OUT 0
40 WAIT 30
50 GOTO 10

で点滅します。
PWM命令を使うと、細かい調光ができます。例えば、

10 FOR V=1600 TO 2000 STEP 2
20 PWM 2,V
30 NEXT
40 FOR V=2000 TO 1600 STEP -2
50 PWM 2,V
60 NEXT
70 GOTO 10

でふわんふわんと明滅します。
(Vの値をこれより下げて暗くしようとすると、点灯が不安定になります)

※デジタルトランジスタ・DTC143ELのコレクタ電流定格は100mAですが、イルミネーションを光らせて、流れる電流を測ると70mA程度でした。定格にちゃんと収まっています。