青森の朝食と言えば、やっぱり青森魚菜センターの「のっけ丼」!
2000円で12枚のチケットを買って、市場の店を回って好きな具材を選んで乗せて、オリジナル海鮮丼が完成。
2000円でめちゃくちゃ乗ります。そして市場の新鮮な魚が美味い(^_^)
こののっけ丼のためだけに青森に来たくなります。本当に美味かった…
駅前のターミナルから青森市営バスの三内丸山遺跡行き。モバイルSuicaが使えました。
三内丸山遺跡に到着。前回来たのは20年以上前ですが、その時はこんなに立派な施設じゃなかった…
板状の土偶
縄文時代の生活展示。
三内丸山遺跡は縄文時代の前期〜中期(紀元前3900〜2200年)の遺跡です。
1992〜94年の発掘調査で大規模な集落だったことがわかり保存が決定。
2021年に北海道・北東北の遺跡群の一つとして世界遺産に登録されました。
石製のアクセサリー。
黒曜石、ヒスイなどが遠くから運ばれて使われました。
われらが信州の和田峠や霧ヶ峰の黒曜石がここまで来ていたのは驚きです。当時から交易ルートがあったのでしょう。
10時からボランティアガイドさんの説明ツアーがあったのでお願い。結局私1人でした。
広大な遺跡。東京ドーム8個分の広さ。
世界遺産群の共通の看板。
「縄文」のロゴイラストは、縄文土器と、北海道・北東北の形を表しているそうです。
こちらが20年以上前に使われていた施設。そうそう、前に来た時はこれでした。現在は倉庫や作業場に使われているそうです。
復元された竪穴式住居。
こちらは茅葺き。
こちらは木の皮葺き。発掘調査では柱の跡しか出てこないので、どんな造りだったか正確にはわからないそうです。
そもそも三内丸山遺跡も千数百年ほどの歴史があるので、時代によって造りが違ったかもしれません。
説明看板
三内丸山遺跡のシンボル、6本柱の巨大建造物。高さ14m。
何のために建てられたのかわかっていません。何度か建て替えられた跡が見つかっているそうで、それだけ重要な目的があったのでしょう。
こちらも300人ほどが入れる大きな建物。
内部はこんな感じ。
6本柱の建造物もそうですが、こうした建物を必要とするような組織や社会があったということで、それまでの縄文時代の歴史観を覆す発見でした。
ミュージアムに戻って、地下の収蔵庫。
6本柱の実物。地中の根本の部分しか残っていませんでした。石斧で削った跡があります。
併設のレストラン「五千年の里」。
バスで青森駅前まで戻って、今度は弘南バスの五所川原行きに乗り換え。1時間半のロングランですが、高速バスタイプではなく、普通の路線バスでした。
五所川原へはJRでも行けるのですが、調べてみたらバスの方が早く、本数も多かったです。
乗ってみたら、三内丸山遺跡からのバスと途中まで一緒のルートでした。途中のバス停で乗り換えればよかったな…
新幹線の新青森駅を経由。
乗客が少なかったので、昨日ホテルでもらったあんパンを昼御飯代わりにかじります。
ミュージアムのレストランで何か食べてもよかったんですが、このあんパンを思い出して控えました。
五所川原駅に到着。えらく平べったい駅舎。
かなりの雨降りですが、この時期の青森で雪ではなく雨なのは、やはり暖冬なのでしょう。
そして私が乗るのはこちら。「日本最北の私鉄」津軽鉄道です。
ストーブ列車は一日3往復。みんな狙っているらしく待合室は人でいっぱい。外国人も多いです。そうか、中国の春節休みか!
時刻表。一日12本。
冬のストーブ列車のほか、夏は風鈴列車、秋は鈴虫列車が走ります。
金木までの切符とストーブ列車券を窓口で購入。今では珍しい硬券。
ついでに売店で、ストーブで焼く用のスルメを購入。
「スタッフに渡して焼いてもらってください」と言われました。
改札口。余りに混んでいて撮りづらいのですが、昭和時代からの古い懐かしい駅舎です。
列車に乗り込みます。幸いに外国人団体客は別の車両へ誘導されました。
焚いているのは石炭。
早速スタッフがスルメを焼いてくれます。
スルメが焼けました。香ばしくて美味いですが、噛みしめて食べないといけないので、金木までの20数分で食べきれないかも。
列車は津軽平野の田んぼの中を走って行きます。
車内のあちこちでスルメを肴に宴会が始まっていますが、私はアルコールが呑めないのでポカリスエット(^_^)
金木駅で下車。スルメは結局全部食べ切れなくて持ち帰り。
金木駅の駅舎。金木は30年ぶり2回目ですが、前はこんなにお洒落な駅じゃなかった…
金木と言えば太宰治の生家、太宰治記念館。明治40年に建てられた津島家の屋敷です。
30年前に私が来た時は旅館「斜陽館」を営業していて、2階の和室で1泊しました。
その後1996年に金木町が買い上げて修復。現在は記念館として公開されています。
奥の吹き抜け。旅館時代はここに2階の客室があったそうで、私が30年前に宿泊したのも多分その部屋。
その後の復元工事で、津島家屋敷の頃の状態に戻したようです。
津島家の当時の羽振りの良さを示すような大広間。
2階の部屋。幼少期の太宰の勉強部屋だったそうです。
休憩室にある撮影用のマント。これであなたも太宰に?(^_^)
金木駅に戻って、津軽鉄道の終点・津軽中里までの切符を窓口で購入。こちらも硬券。
津軽中里行きに乗車。5時過ぎでもう暗いです。
終点・津軽中里駅。
「ここにふるさとがある 本州最北の民鉄 津軽中里駅」
北海道の炭鉱鉄道が廃止されて、今は日本最北の民鉄になってしまいましたね…
津軽中里の駅舎。
今日の泊まりは津軽中里駅から徒歩5分の坂田旅館。
楽天トラベルでたまたま出てきたのですが、いかにも昔ながらの「旅館」です。
今日の宿泊客はどうやら私1人のようです。
夕御飯も魚介がいっぱい。美味しくてご飯をたくさんお代わりしてしまいました。
今日はこれでお終い。
明日は秋田方面へ南下する予定ですが、今晩から明日にかけて大雪の予報。列車がちゃんと動くかな…?