SHIROのIchigoJam日記

IchigoJamの電子工作とプログラミングをメインに

「携帯禁止」に物申す:(10)ネットにつながるのは携帯だけではない

 「学校への携帯持ち込み禁止」といった、子どもの携帯電話への禁止・制限という論調が世間で広がってきています。
 また、2008年6月にはいわゆる「青少年ネット規制法」が国会で成立し(2009年4月から施行)、子どもが持つ携帯に関してはフィルタリングが義務化となってきています。
 このように携帯電話に関しては最近かなり注目されているのですが、案外知られておらず、盲点になっているのが携帯ゲーム機です。
 例えば任天堂DSは、「DSブラウザー」というソフトを買うと無線LAN接続でインターネットにつないでホームページが見られます。2008年11月に発売された新機種DSiでは、DSブラウザーが無料でダウンロードできるようになりました。
 また、ソニーのPSPは、標準で無線LAN接続でインターネットのホームページが見られます。
 無線LAN接続ですから、例えば家のパソコンで無線LANを使っていればそこから接続できますし、街の店や公共施設などのいわゆる「ホットスポット」へゲーム機を持って行けば、ネットが使えます。
 ホームページが見られれば学校裏サイトなどの掲示板に書き込みできますし、メールサービスなども使えます。
 DSとPSPはどちらも「iフィルター」というフィルタリング機能があるのですが、それはオプション契約(月額315円)で、通常は全くフィルタリングがかからずに何でも見放題です。
 (新製品の任天堂DSiでは、本体内蔵の「ペアレンタルコントロール」機能で、見られるホームページを制限できるようになりました。ただし最初にその機能をONにして、親用の暗証番号を設定する必要があります。)
 ですから、携帯がフィルタリング義務化となってきた今、賢い子ども達はゲーム機に流れるのではないか、と私は思っています。
 「それはけしからん。じゃあゲーム機を禁止しよう」と大人は思うかもしれませんが、まだあります。
 最近子ども達や若者の間で流行しているのが、iPodウォークマンなどの携帯音楽プレーヤーです。昔のカセットテープやMDから今はフラッシュメモリ記憶媒体になり、ずいぶん小型化されて持ち歩きやすくなりました。
 例えばアップル社の「iPod」には、大型のタッチパネルを搭載した上位機種「iPod Touch」があるのですが、これは無線LAN接続でインターネットが使えます。ホームページを見るためのブラウザ「Safari」やメール送受信機能が標準で入っています。しかもフィルタリング機能は内蔵されていません。(契約プロバイダー側のフィルタリングサービスを利用する事はできます)
 このように、技術の発展でどんどん新しいツールが出てきてしまいます。いくら「禁止」してもイタチごっこなのです。
 今後、パソコンや携帯以外にも、インターネット接続できる機器はどんどん増えるでしょう。機器本体だけでなく、ネットサービスをどんどん利用してもらわないと、他の製品と差別化できないし、発売元の企業が儲からないからです。
 ですから、「禁止」といった対症療法ではなく、元にある子どもの心の問題を解決していかないと、時代の速い変化に対応できません。