SHIROのIchigoJam日記

マイコン「IchigoJam」(イチゴジャム)の電子工作とプログラミングをメインに

DakeVK

学校の授業などでIchigoDyhookを先生が使う場合、電子黒板などに画面を投影したいことがあると思います。
ナチュラルスタイルの松田さんが、そのためのアダプタを工作しています。
IchigoDyhookに立ち乗りで先生できる!Video信号切り替え基板完成!yrm006.wordpress.com

私も同様の基板を作ってみました。
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IchigoDyhookとIchigoDakeの間に挿します。

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スイッチを切り替えて、外部ディスプレーに出力した所。


基板はこちら。
ビデオ出力以外にも、キーボード出力や、サウンド出力(共立電子のエイリアンスピーカー用)があります。
ただ、実際にエイリアンスピーカーでサウンドを鳴らしてみると、電力不足でIchigoDakeがリセットしてしまいます。
(ボリュームを下げると大丈夫ですが、ボリュームを上げると落ちます)
外付けキーボードもかなり不安定で、IchigoDyhook内蔵のキーボードと両用できたり、キーボードがリセットしてしまったりします。
IchigoDyhookのmicro USB端子に電源を給電しても状況は変わらないので、IchigoDyhookの3.3V出力が弱いようです。
分解してメイン基板を確認してみました。
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分解手順は、IchigoDyhook裏面で、上側のゴム足内部の2本を含めて合計8本のネジを外します。(下側のゴム足内部にはネジはありません) ケース下半分はプラスチックの爪ではまっているので、マイナスドライバーなどでこじ開けて外します。

基板上はレギュレーターも含めて全てチップ部品なので、いじくるのは難しそうです。
基板の下部にシリアル用のパッドと、I2C用のパッド(IchigoJamのCN5と同じ)があるので、ピンソケットを付けて、5V端子から引き回した方が良さそうです。

ちなみに、DakeJacketに挿した場合は、サウンド出力、キーボード2本挿しとも問題ありません。
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やはりIchigoDyhookの3.3V出力の不足でしょう。

基板データ

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*この基板ガーバーデータは、CC BYライセンスとします。どうぞご利用ください。

(C) 2020 Shiro Saito (https://www.ichigojaman.jp)

材料

DakeVKその後(3/14追記)

IchigoDyhookのメイン基板に長足ピンソケットをはんだ付けして、CN5ソケットを増設。
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ケースはヤスリで削って穴開け。ちょっと大変でした。
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DakeVKもDC-DCコンバータをやめて、CN5から5Vを引き回して供給するようにしました。
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これでエイリアンスピーカーも鳴らせるようになりました(^_^)
キーボード2本差しはさすがに動作が不安定ですが、そもそもDakeVKのキーボード端子はバーコードRadishを想定していて、キーボード2本差しはまずやらないので問題無しです。

CN5ソケットはIchigoJamと同等なので、aitendoのEEPROMスティックなども使えます。
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いろいろ拡張できて便利なので、IchigoDyhookの標準装備にしたらどうでしょうか。