SHIROのIchigoJam日記

IchigoJamの電子工作とプログラミングをメインに

信州上田夏季大学2006

24日(日)に、地域の問題を考え、学ぶイベント「信州上田夏季大学2006」が開催されました。
僕はこの実行委員会に参加して5年ほどになるんですが、今回は事務局長としてここ数ヶ月いろいろ準備してきました。

3つの分科会に分かれてワークショップをしたのですが、僕は第1分科会「もっと気軽に楽しい市民活動」に参加しました。
この分科会では、三重県NPO四日市創造ネットワーク代表の海山(うみやま)さんを講師にお呼びして、四日市で行われているコミュニティレストラン「こらぼ屋」の話などをお聞きしました。
海山さんはもともと個人経営でレストランをしてらしたのですが、社会の様々な問題を解決するためには、地域の新しいコミュニティを作ることが必要だ、と考えて、まずは地域の人が集まる場所を作ろう、と、こらぼ屋を作ったそうです。

こらぼ屋ではいろいろおもしろい試みをしています。例えば「ワンデイシェフ・システム」といって、レストランの料理は街の素人の人が1日交代で作ります。(年会費2000円の登録制で、8割は主婦だそうです) 「2人一組で担当」「ランチ800円」「最低20食を用意」といったルールがありますが、メニューの内容は自由です。
食べに来るお客さんにとっては「今日はハズレやな」という日もできてしまうそうですが、何よりもシェフの方が「自分の料理を食べてもらえた」「(良くも悪くも)評価してもらえた」というのが励みになるそうです。つまりこらぼ屋にとっては、一般のお客さんよりもシェフの方が「お客」であり、素人シェフの自己実現の場となっています。
そうした中で、集まるシェフ同士の「自己責任」「相互支援」のコミュニティを作っていくことが本当の目的だそうです。
その他、地域通貨の「Jマネー」や、高校生のビジネス体験「スチューデント・エコノミー」など、おもしろい活動の話が聞けました。

活動の内容よりも、まず人が集まる場=コミュニティを作る、という考え方はなかなか新鮮で、興味深かったです。
それがレストランという形だったのは、もちろん海山さんがレストラン経営の経験者だったからでしょうが、一緒に飲み食いすることがよりスムーズなコミュニケーションを作り出しやすい、ということも大きいでしょう。大いに勉強になりました。
ちなみに「ワンデイシェフ・システム」のお店は今では全国に12店舗ができていて、各地で高い評価を得ているそうです。

当日取材に来た信濃毎日新聞に載った記事はこちら。
http://www.shinmai.co.jp/news/20060925/KT060924GAI090006000022.htm
写真の奥の方に、小さく僕が写っています(笑)